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柏崎原発で初の使用済み核燃料移送
 東京電力柏崎刈羽原子力発電所で11日、1号機(沸騰水型、出力百10万キロワット)の使用済み核燃料を6号機の燃料プールに移す号機間移送が初めて行われた。使用済み燃料で満杯になった1号機の燃料プールを一部空けるための作業で、青森県六ケ所村の再処理工場への搬出が遅れていることに伴う暫定策だ。

 移送には専用輸送容器(長さ約6メートル、直径約2.5メートル、重さ約100トン)を使用。すでに先週のうちに燃料38体の装てんを終えており、11日はこの容器を積んだトレーラーが1号機の原子炉建屋を出発。時速5キロのゆっくりした速度で構内を走行し、約2キロ離れた6号機建屋に30分かけて到着した。

 この間、両号機の建屋前や移送経路には東電や関係企業の職員が待機して作業に当たるなど、構内とはいえ使用済み燃料を初めて搬出する緊迫感が漂った。しかし、移送作業を見下ろす構内道路では、原発見学者を乗せた大型バスが何台か行き交い、いつもと変わらない光景も見せていた。

 燃料を6号機のプールに入れる作業は来週行う予定。このあともう3回の移送を計画しており、来月末までに全部で152体を移す。

 1号機の燃料プールは2,026体の管理容量があるが、13年に及ぶ運転により、今回運んだ分を含めて1,973体の使用済み燃料がたまっている。今年10月に予定されている定期検査で約200体の燃料交換を行うと、容量を超えてしまうことから、移送に踏み切った。

 六ケ所村では、事業者の日本原燃と地元自治体との間で安全協定が締結されておらず、使用済み燃料受け入れの見通しはまだ立っていない。

(1998/ 6/12)

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