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柏崎ぶどう村醸造の初ワイン 7月から販売
 市内芋川、株式会社柏崎ぶどう村(植木馨社長)のワイナリー(ワイン工場)で30日午前、ぶどう村醸造による初めての地ワイン「綾子舞の郷(さと)」のびん詰めが開始された。5月中旬から醸造を行っていたワインのうち、リースリング種の白ワインで、7月1日からワイナリーや市内酒店の店頭で販売される。

 この白ワインはオーストラリア産の果汁を使い、5月16日から新しい醸造用タンクで仕込みに入っていた。記念すべきびん詰め開始のセレモニーには植木社長、安達助役が同席し、スイッチ・オン。ベルトコンベヤーが稼働すると、周りの社員らから大きな拍手が沸いた。

 びんは手動でコンベヤーに並べられた後、すべて完全自動。内洗、水切り、炭酸ガスを入れ、タンクからワインが注がれる。さらに、コルクの打栓、外側の洗浄、キャップシールやラベルが張られ、製品に仕上げられていくシステムだ。

 植木社長は「ぶどう村でできた初ワインだけに、感激は格別だ。将来の明るさが見え、地域や中山間農地の活性化につながればいい。食べるだけのぶどうから付加価値を高めることにもなる。人々のニーズがワインに向いてきており、この意味でも楽しみ。市民から、ぜひ愛用してもらいたい」と話した。

 ぶどう村ではこの白ワインの製造を約2,000本予定しており、ワイナリーで取り扱うほか、市内の酒店などでも販売する。価格は720ミリリットル入り、1本1,500百円。アルコール度数は12%未満。ぶどう村では「酸味がきき、糖分を残さず、すっきりした夏向きのワイン」という。

 引き続き、7月10日過ぎにはオーストラリア産のもう一つの品種であるシェナンブランの白ワインのびん詰めを行い、今回の白ワインとセットで中元商品として売り出す計画。PR用のポスターも出来上がり、酒販店、観光施設はじめ市内各所に張ってもらって、広く周知を図りたいとしている。

(1998/ 6/30)

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