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10年産のコメの初検査、全量一等・品質も安定
 平成10年産のコメの初検査が26日午前、柏崎市農協(罍金五組合長)の駅前倉庫で行われた。柏崎地方は今年、気象条件に恵まれなかったものの、この日検査された越路早生には安定した品質が見られ、全量が一等に格付けされた。昨年は高温登熟で大きく品質を落とし、今年も日照不足や”梅雨明けなし”の異常気象だっただけに、検査を見守る農協関係者は「まずまずの好スタートが切れた」とホッと胸をなでおろした。

 この日検査されたのは市内中通、北鯖石、田尻の各地区で日曜日に収穫された越路早生で、学校給食用を含む443袋(1袋30キロ)。初検査にあたって新潟食糧事務所柏崎支所の西潟正俊支所長は「新コメ政策初年度、しかも異常気象の中で収穫期を迎えた。適正・公平な検査を行いたい」とあいさつ。

 検査に立ち合った市農協の力石英身・専務理事も「日照不足の影響が気掛かり。いい品質で市場評価を高めていきたい」と決意を披露した。

 係員が次々と目で確かめる検査や重さ、水分の測定を進める中で、関係者からは「充実度も申し分ない。いいコメだ」との声。フェーン現象や水害など、極端な気象の変動がなかったことが好結果につながったという。食糧事務所でも「平年並の品質」と評価していた。

 ただ越路早生は予想より早く刈り取り適期を迎えている傾向が見られ、食糧事務所、市農協では農家に「刈り遅れないように」との情報を流すことにした。また全般に胴割れしやすいコメとなっているため、乾燥の注意も呼びかける。

 なお収量については場所によって籾(もみ)数が少ないところが見られ、昨年よりは良いものの、「平年並かやや落ちそう」という見方だ。市農協では28日から新米の販売を開始していく。

(1998/ 8/26)

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