PHOTOニュース

少年少女合唱団のコンサート。アンコールでは会場と一緒に「ふるさと」 を歌って楽しんだ=24日、アルフォーレマルチホール (2024/03/28)


西山コラボ特産品セットの参加メンバー (2024/03/26)


柏崎信金の創立100周年を記念した音楽イベント「目で聴くコンサート」。つのださん(左)のプロデュースで、子どもたちは骨伝導ヘッドホンを付け、ドラム演奏などを楽しんだ=23日、アルフォーレマルチホール (2024/03/25)

>>過去記事一覧
「飛鳥」が韓国釜山へ 柏崎港から546人
 柏崎港から韓国釜山に航海する日本最大の豪華客船「飛鳥」(28,717トン)が28日午前10時、中浜ふ頭から3泊4日のクルーズに出発した。ふ頭の出発式では降りしきる雨の中、大勢の市民が詰め掛け、乗客546人を乗せて岸壁を離れる船体に手を振った。

 飛鳥クルージングは、物流以外の柏崎港をアピールしようと、実行委員会(委員長=植木馨・柏崎商工会議所会頭)が企画した。昨年の第1回(ロシア・ウラジオストク)は、窓口の受け付け開始後1時間足らずで完売したことから、2年目の今回ははがき抽選方式で募集した。

 釜山クルーズには一般募集の480人余りと、西川市長、実行委関係者、事務局スタッフら約60人が参加。一般客の内訳は市内73%、刈羽郡内5%、その他の県内17%。また、県外は5%で、関東、近県を中心に遠くは札幌からの乗客もいた。

 飛鳥は前夜、柏崎沖に停泊し、28日は午前7時にタラップが下り、接岸が完了した。出発式のセレモニーでは、植木委員長に代わって柏崎商工会議所の松村保雄副会頭が、「港利用の促進と海の柏崎の発展のために、クルーズの成功を願っている」と述べた。西川市長のあいさつに続き、A永珍・駐新潟大韓民国総領事は「最も近い隣国である韓国との未来志向の交流、北東アジアの平和に寄与することを祈りたい」、幡野保裕船長は「飛鳥と柏崎市民のつながりが深まっていくことをうれしく思う。クルーズを通し、新しい出会いと釜山との交流を深めたい」とあいさつした。

 テントの下で陸上自衛隊高田駐屯地音楽隊の18人が吹奏楽を、柏崎小児童ら37人が柏崎太鼓を演奏。花火と吹奏楽に送られ、全長192.8メートルの船体はゆっくりと雨の岸壁を離れた。甲板の乗客は傘の下から、見送りの家族、知人に手を振った。飛鳥は29日午後3時ごろ、釜山港に入港する予定だ。

(1998/ 8/28)

※柏崎日報社掲載の記事・写真は一切の無断転載を禁じます。


すべての著作権は柏崎日報社および情報提供者に帰属します。新聞記事・写真など、柏崎日報社の著作物を転載、利用するには、原則として当社の許諾を事前に得ていただくことが必要です。掲載についてのお問い合わせは、お電話 0257-22-3121 までご連絡ください。