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西山コラボ特産品セットの参加メンバー (2024/03/26)


柏崎信金の創立100周年を記念した音楽イベント「目で聴くコンサート」。つのださん(左)のプロデュースで、子どもたちは骨伝導ヘッドホンを付け、ドラム演奏などを楽しんだ=23日、アルフォーレマルチホール (2024/03/25)


高柳小の閉校式で校歌に声をそろえる児童や地域住民ら=22日、同校 (2024/03/23)

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60年ぶりの同級会 第2次成人式
 80歳を迎えた人たちをお祝いする第2次成人式(市主催)が3日、産文会館で開かれた。この成人式は15日の「敬老の日」を前に、全国的にもユニークな柏崎ならではの行事。会場は「60年ぶりの同級会」のキャッチフレーズにふさわしく、和やかさと元気な笑顔。大正・昭和の激動の時代をたくましく生き抜いた喜びにあふれた。

 この行事は60歳の還暦から、さらに20年目の80歳をいわゆる“第2”の成人として、長い人生を社会のために尽くした人たちの労苦をねぎらい、長寿を祝うもの。市老人クラブ連合会の初代会長の提唱をきっかけに、昭和40年から始まり、今年で34回目を数えた。

 該当者は市内在住で、大正7年4月2日から8年4月1日生まれの人。男性229人、女性360人の合わせて589人に上り、過去最多だった一昨年の580人よりも9人多く、長寿社会ぶりを反映した。このうち、約370人がこの日出席した。 式には西川市長、高橋市議会議長ら各方面の来賓が顔をそろえ、午前11時から開会した。市長はこれまでの労をたたえ、「来し方の足跡を振り返り、久々の同級生との交流を深めてもらいたい。これからもうふたがんばりくらい続くという意欲に結びついてもらえたら幸いだ」と祝福した。

 また、高橋光栄・同連合会長が初代会長の功績を紹介した上で、自身が心掛けている「日常生活のリズムを守る、近くに友だちをつくる、趣味を持つ」の3つを披露し、「いつまでも元気に」と激励。

 一方、招待者を代表して東本町3の三井田立身さんが「80年の体験、得た知識で市の発展と、明るい社会をつくるため、さらに努力しようではないか。私たちにはまだやり残した仕事がたくさんある。健康に留意し、心に張りを持って過ごそう」と謝辞を述べた。 この日は式に先立ち、午前9時からはり・きゅう・マッサージ師会、写真師組合が日ごろの腕を発揮してお祝いの無料サービス。これに並行して、同館ステージのふれあいお楽しみ広場では保育園児の遊戯、ハーモニカグループの演奏などが繰り広げられた。

 さらに、今年から地区ふれあいコーナーがお目見え。出席者たちは昔話に花を咲かせ「のんびり暮らし、長生きさせてもらった」「畑仕事で体を動かしているのが、健康の秘訣」と満面の笑み。市職員らに交じり、同連合会の会員約30人が接待、誘導、カメラ係として活躍していた。

(1998/ 9/ 3)

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