PHOTOニュース

柏崎市の子育て支援に役立ててほしいと、1千万円の目録を贈る入澤理事 長(左から2人目)=22日、市役所市長応接室 (2024/04/24)


市内愛好家が作ったつるし雛が飾られた座敷=市内新道の史跡・飯塚邸 (2024/04/23)


幅広いジャンルで楽しませた新生音市場。この一つ、太鼓集団「鼓明楽」 は会場と一体感となり、エネルギッシュなステージを繰り広げた=21日、 アルフォーレマルチホール (2024/04/22)

>>過去記事一覧
柏崎劇研が故小熊代表しのび上演へ
 柏崎演劇研究会(長井満代表)が11月1日、市民会館大ホールで、「小熊哲哉の作品を見る会」を開く。故小熊代表の13回忌を記念したもので、県生涯学習フェスティバル参加公演。同館の30周年協賛行事の一環になる。 

 故小熊代表は昭和20年12月に発足した同劇研の生みの親。演劇活動の長い歴史を支えると共に、柏崎の文化史に大きな足跡を残し、61年1月に死去した。「見る会」では生涯学習のパイオニアである故人の書き下ろし作品を上演して業績をしのぶ。

 作品は「喪服の女」(一幕、笑劇)。父親の遺産をめぐって、喪服の陰に隠された人間臭い葛藤(かっとう)を独特の皮肉、ユーモアで描く。キャストは女性ばかり6人という異色の作品だ。上演時間は約50分。

 併せて、長井代表の作品「山脈(やまなみ)」(一幕)。過疎の村を舞台に、老夫婦と都会にいる息子夫婦を通し、現代の高齢社会を考える。上演時間は約40分。キャストは11人。この中には、市教委が行った小学生のための演劇教室に参加した3人も含まれた。

 開演は午後2時。長井代表は「生涯学習時代を迎え、故小熊代表の生き方が認められるようになった。2つの作品を並行して練習するのはなかなか大変だったが、いよいよ本番だ。ぜひたくさんの人からユーモアと、どちらかというとシリアスの対照的な作品を見ていただきたい」と話した。

(1998/10/26)

※柏崎日報社掲載の記事・写真は一切の無断転載を禁じます。


すべての著作権は柏崎日報社および情報提供者に帰属します。新聞記事・写真など、柏崎日報社の著作物を転載、利用するには、原則として当社の許諾を事前に得ていただくことが必要です。掲載についてのお問い合わせは、お電話 0257-22-3121 までご連絡ください。