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茨目駅に横断歩道橋新設
 鉄道利用者の安全対策として、市がJR茨目駅で計画していた横断歩道橋の桁(けた)の架設工事が5日未明に同駅で行われた。この後、階段部分の据え付けや市道9―1号線側(通称・南口)に新たに改札口を設ける工事を行い、年内には利用できるようにしていく。

 同駅は昭和39年12月に開設された無人駅。広い駐車場があり、長岡などへの通勤利用者が多いが、跨(こ)線橋はなく、上り線への出入りは柏崎側に設置されている踏切を利用している。こうした中で、特急や貨物列車の進入に気づかずに事故に遭うなど、近年は死者が毎年のように出ていた。

 さらに同駅付近は近年、新興住宅地として発展してきており、駅の安全対策と市道9―1号線側住民の鉄道利用の利便性を高めるため、平成9年度から横断歩道橋の新設準備を進めてきた。

 歩道橋は長さ20メートル、幅1.5メートルで、現在の改札口側(通称・北口)は「く」の字型に、上り線側にはストレートで階段がつく。レール面から歩道橋までの高さは架線などの関係で7.26メートルあり、落下防止対策として手すりと高さ2メートルのフェンスがつけられる。

 また、このフェンスは防犯面の配慮から半透明の材質を使用。屋根はなく、階段と歩道橋部分にロードヒーティングを設置して雪が積もらないようにする。

 JRでは歩道橋新設に合わせて南口として待合室と改札口(出入口)を設置。市では9―1号線から改札口までの50メートル間に新しい市道も設けて利便を図り、将来は周辺の整備も行いたい考えだ。

 歩道橋本体はあらかじめ製造・組み立てられており、5日未明の通過列車のない2時間の間に、大型クレーンで橋脚の上に据え付け。引き続いて、階段の取り付けやロードヒーティングの工事を進め、新設市道の舗装は残るものの、年内には利用できるようにしたいという。市が行う工事の事業費は約1億2,000万円。

(1998/11/ 6)

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