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市内で土砂崩れ多発 産大前は通行止め
 17日から20日まで降り続いた雨の影響で、県柏崎土木事務所管内で10カ所の土砂崩れが発生していたことが、25日までに分かった。このうち、県道鯨波・宮川線、市内軽井川地内の新潟産業大学前と同女谷地内の国道353号わきは約1万立方メートルの土砂が動いており、当面の間、同県道は全面通行止め、国道は夜間通行止めの措置がとられている。

 産大入り口前は以前から土砂の崩落があった所で、柏崎土木事務所では道路わきに土止めのブロックを置いて対応していた。今回の雨で、長さ約80メートル、奥行き約40メートル、推定で約1万立方メートルの土砂が動き、ブロックを押し倒す心配が生じたことから、25日午後から全面通行止めとした。これにより産大行きの越後交通バスは大学内に入れないため、Uターン場所と臨時の停留所を設ける。

 柏崎土木事務所の話によると、26日から約3,000立方メートルの土砂の排出をまず行い、年内には片側通行出来るようにする。

 一方、国道353号は柏崎方面から女谷に向かう中山峠を上り切った左側の山で、長さ50メートル、奥行き50メートル、約1万立方メートルの土砂が崩れた。ここも平成7年の水害で被害が発生し、ブロックを入れておいたが、土砂の圧力でこれが傾き、危険が生じた。このため、道路は21日から昼間は片側交互通行に、夜間(午後7時から翌朝6時半まで)は全面通行止めとした。う回路もなく、これから降雪期を迎えることから、柏崎土木事務所では「出来る限り早く対応したい」と、復旧に向けての作業を急いでいる。

 土砂崩れは鯨波の市道6−125号線でも起き、市上水道の導水管が流失した。

 土木事務所の観測によると、17日から20日までの連続降雨量は240ミリ、24時間あたり最大で90ミリの雨が降っており、土の中に入りこんだ水が飽和状態となって、表土の薄い所や急傾斜地で土砂が崩れたという。

(1998/11/26)

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