PHOTOニュース

創立100周年の柏崎信用金庫記念式典。これまでの歩みを振り返り、さ らなる発展を誓った=23日、柏崎エネルギーホール (2024/04/25)


柏崎市の子育て支援に役立ててほしいと、1千万円の目録を贈る入澤理事 長(左から2人目)=22日、市役所市長応接室 (2024/04/24)


市内愛好家が作ったつるし雛が飾られた座敷=市内新道の史跡・飯塚邸 (2024/04/23)

>>過去記事一覧
石地にミンククジラ漂着

 27日朝、西山町石地海岸で死んだクジラが打ち上げられているのを近くの住民が見つけた。柏崎市立博物館によると、メスのミンククジラ。柏崎周辺での発見例は、平成6年6月の市内椎谷海岸以来、4年7カ月ぶりだ。

 クジラは体長約5.6メートル、胴回り約2.5メートル。背中は黒、腹は白ですじがあり、胸びれ中央部の白い帯などミンククジラの特徴がある。日本近海の全域に生息し、捕獲例も多い。通常一頭で行動するという。

 見つけたのは同町大崎の農業・田村清伍さん(66)。午前7時ごろ、犬の散歩中に波打ち際近くで見つけ、町役場などに連絡した。「波にあおられるたびに尾びれが動き、最初は生きているのかと思った」と田村さん。漂着時の傷はついているものの、ほぼ良好な状態だ。付近の海岸では以前からイルカ、クジラ、マンボウなどが打ち上げられている。

 この日は発見した田村さんの誕生日。「絶好の理科の標本」とも思い、石地小学校に連絡したところ、全校児童が二グループで見物に訪れた。市立博物館の箕輪一博学芸員らは、5、6年生にひげクジラと歯クジラ、イルカとの違いなどについて説明するなど、海岸は思わぬ青空教室となった。珍しげにクジラの体にふれ、口の中をのぞき込むなど、田村さんばかりか、児童にとっても大きな贈り物になった。

(1999/ 1/27)

※柏崎日報社掲載の記事・写真は一切の無断転載を禁じます。


すべての著作権は柏崎日報社および情報提供者に帰属します。新聞記事・写真など、柏崎日報社の著作物を転載、利用するには、原則として当社の許諾を事前に得ていただくことが必要です。掲載についてのお問い合わせは、お電話 0257-22-3121 までご連絡ください。