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ハナモモ畑を管理する池田寿一さんから話を聞く鯨波小と米山小の児童= 18日 (2024/04/19)


県内トップを切って行われた葉月みのりの田植え=18日午前、市内藤井 (2024/04/18)


春風に乗り、よしやぶ川の川沿いの桜とコラボで楽しませるこいのぼり= 15日、市内松美町地内 (2024/04/16)

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「知って得する法律」学ぶパワーアップ講座

 かしわざき女性プラン推進市民会議(関根富紀子会長)6日、柏崎公民館でパワーアップ講座が開いた。同講座は今月中、3回シリーズで続くもので、この日は第1回目。あいにくの雪空にもかかわらず、約60人が集まって、女性の労働をめぐる法律を中心にして、知識を深めた。

 同講座は今年で3年目の取り組み。今回は「女性をめぐる知って得する法律のいろいろ」をテーマに据えて、各分野の専門家を講師に迎えていく。第1回のこの日は池上みよ子・新潟女性少年室長から「女性の労働と法律・その周辺―男女がいきいき生きるために―」とした講話を聴いた。

 池上室長は全国のデータと比較しながら、本県の女性の労働力状態、就業者の割合、年齢別の労働力率などを説明。各国の男女の賃金格差などを示し、「女性が公平な評価を受けているか。フルタイムで同じ条件で働く場合、男性の90%くらいしか見られていないのでは」とし、終身雇用制、年功序列型社会の問題をとらえた。

 また、今年4月から施行になる改正男女雇用機会均等法の目的、改正点などを挙げ、「個人個人の能力、意欲が問われる時代になる。趣旨をよく理解して、力をつけておかないと、女性には厳しいものになる」「法律だけ整備されても、生かすかどうかは運用する人しだい」などと述べた。

 さらに、池上室長は約3割いるパートの問題を取り上げ、「配偶者控除、社会保険など職場だけでなく、広く女性の問題として改善されなければならないものがたくさんある」「社会には気がつかない女性の不平等があり、1つ1つ声を出していかなければならない」と結んだ。席上、池上室長は自身の夫とのかかわりなどを語り、身近な話題で集まった人たちの関心を集めていた。

 この後、13日には和田゜光弘・新潟第一法律事務所弁護士の「子ども・権利条約・少年法など」、27日には荊木久弥・新潟産大学長の「家族変化・家族法」。会場はいずれも同館。時間は午後1時半からで、各回とも来聴を歓迎している。

(1999/ 2/ 9)

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