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水球のアルカサールコーチが県高校選抜を特訓

 スペイン出身のホセ・アルカサールコーチ(41)を招き、水球県高校男子選抜チームの講習会(県水泳連盟水球委員会主催)が、25日から柏崎アクアパークで行われている。

 アルカサールコーチは昨年6月まで、バルセロナ市の総合スポーツクラブで水球のヘッドコーチを務め、チームを国内プロリーグで準優勝、スペイン国王杯で優勝に導いた。今年2月に、筑波大の招へいで来日した。

 柏崎での講習会は30日まで。県選抜チームは、新潟産大、柏崎クラブの女子とともに午前、午後各3時間の練習に取り組んでいる。前半は大垣東高校(岐阜県)、後半は市内外のジュニアも参加。通訳は新潟産大監督の広川俊男教授、大垣東の白浜健太教諭。アルカサールコーチは自らプールに入り、「自分のポジションを確認して」と呼びかけながら、シュートの打ち方やフットワークなどを指導した。プールサイドでは、高校の顧問らが熱心にメモしていた。

 アルカサールコーチは「1週間という短い期間だが、教えた内容を継続していくことが大切。続けることが勝利への第一歩となる」と選手たちを激励。参加した柏工1年の小林浩司選手は「厳しい練習内容だが、守備を分かりやすく教えてもらった。この練習を生かして、インターハイ出場を目指したい」と話していた。

(1999/ 3/29)

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