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情報開発学院に最後の入学生

 平成12年度での閉校を決めた市内若葉町のコンピューター専門学校、柏崎情報開発学院(阿部英一校長)の第13回入学式が10日、同所、柏崎情報開発センターで行われ、最後の学院生14人が入学した。

 学院は昭和62年の開校以来、約700人の卒業生を送り出した。しかし、学生数は平成5年の225人をピークに減り続け、赤字運営の中で来年度以降の募集停止を決めた。最後の学年の学科編成は、情報システム、CGアーツ、トータルビジネスの3科。また、2年生は16人だ。

 式では阿部校長が最後の新入生を迎えた教職員の決意を示し、「高度の専門知識、実践的技術と豊かな人間性を身につけ、学ぶ喜びの分かる人間になってほしい」と式辞を述べた。また、理事長の西川市長は、閉校決定後、一人も入学辞退者を出さず式を迎えられたことを喜び、「センター入居企業から社会の空気の一端も感じ取り、2年間ここで学んで良かったと思えるよう頑張ってほしい」と激励した。

 これにこたえて、新入生代表の大橋章子さんが「国際化時代の知識教養とコンピューター技術の習得に向け、有用な社会人となるよう修学に努めたい」と誓いの言葉を述べた。

(1999/ 4/10)

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