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県議選柏崎市区 自民が2議席守る

 11日投票が行われた県議選は、即日開票の結果、柏崎市区(定数2)では自民党現職の西川勉氏(72)が約18,700票を獲得して3回連続のトップ当選、同じく自民党現職の東山英機氏(54)が1,7000百票で2位当選を果たし、同党は2議席を守った。社民党・新社会党推薦で東京電力柏崎刈羽原発のプルサーマル計画反対を訴えた無所属新人の武本和幸氏(49)は14,000票台にとどまり、議席に届かなかった。西川氏は4期目、東山氏は5期目。刈羽郡区(定数1)は自民党現職の三富佳一氏(60)が1万を超える票で6選、共産党新人の今井賢市氏(54)と無所属新人の近藤昇氏(59)を寄せつけなかった。柏崎市の投票率は73.76%、刈羽郡は82.39%で、それぞれ前回(刈羽は8年前)を0.73ポイント、2.38ポイント下回った。

 柏崎市区は、プルサーマル計画に対する平山知事・西川市長らの受け入れ表明直後の選挙となった。特に同計画をめぐる住民投票条例直接請求に約25,000人の署名が集まったことから、これが県議選の票にどう出るかが焦点だった。

 西川氏は中心部を支持基盤とすることからプルサーマル問題での危機感もにじませ、得票は前回より2,500票減らしたが、商工業界などの手堅い支援もあってトップの座を死守した。これで4回の当選をすべてトップで飾った。東山氏は建設業界や農村部などの固い支持基盤に、4期の実績も背景にした中心部などでの追い込みを加え、前回票を300票以上伸ばす底力を見せた。初めて17,000票台に乗せた。柏崎の県議選はこれで平成3年から3期連続で西川・東山両氏が議席を占めた。

 武本氏は、社民党や柏崎地区労組会議のほか、「プルサーマルを考える柏崎刈羽市民ネットワーク」の全面支援で前回の飯塚良一氏の票を約2,600票伸ばした。しかし住民投票運動の署名数がいま一歩票に結びつかなかった。投票率が予想より低く、無党派層や浮動票を取り込めなかったことも影響した。

 刈羽郡区もプルサーマル問題が一部争点になったが、三富氏が全体の約7割の得票を集め、安定した強さを見せた。今井氏と近藤氏は出遅れもあり、それぞれ地元小国町と刈羽村では善戦したものの、及ばなかった。

(1999/ 4/12)

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