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ぶどう村ワイナリー 連休明けから今年の醸造

 市内芋川、株式会社「柏崎ぶどう村」(植木馨社長)のワイナリー(ワイン醸造場)が今月初めから、再び営業を開始した。同ワイナリーは昨年5月にオープンし、2年目のシーズン入り。果実酒製造のための免許更新申請は、関東信越国税局から昨年度の白ワインの出来が高く評価されてクリアし、大型連休明けから今年の醸造を開始する。これに先立ち、ワイン以外では初めてジャムをオリジナル製品化した一方、無料試飲やビデオ上映コーナーを設けるなど、ワイナリーの充実に向ける構えだ。

 同社では平成8年11月、果実酒製造の内免許交付を受けた後、昨年4月に醸造数量25キロリットル以内とする本免許が交付された。ただ、この醸造免許は3年連続で一定の基準に達しないと毎年、免許の更新をしなければならないことから、今年度は当初の予定通り50キロリットル以内の期限付き酒類免許申請を予定して、柏崎税務署へ事前打ち合わせを行っていた。

 その結果、昨年度醸造された白ワインのシュナンブランが「優」、同じく白のリースリングが「良の上」と高く評価され、施設能力いっぱいの100キロリットル以内の免許が認められた。同社では原料調達の関係などもあり、今年は当初目標の50キロリットルを計画し、連休明けには白ワイン用のオーストラリア産の原料を使って、今年度第一弾の仕込みに入る。

 一方、ぶどう村産の原料を使ったジャムは、「おらちのぶどうジャム」の名前で、サフォークレッド、巨峰など4種類。昨年の収穫期に手作業で種抜きを行って、冷凍保存。ジャムに製造したもので、ラベルは市内青海川、とんちン館勤務の女性職員のデザイン。ぶどう村の素朴な風景がイメージされた。同ワイナリーなどで取り扱い、価格は150グラム、500円。

 また、ワイナリー内でこれまで有料だった試飲を今春から無料にして味わってもらうほか、ワインの醸造工程を解説したビデオを随時上映して理解を深めてもらう。同ぶどう村では「柏崎の観光スポットとして、より親しまれるワイナリーを目指していきたい」と話している。

(1999/ 4/24)

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