PHOTOニュース

柏崎市の子育て支援に役立ててほしいと、1千万円の目録を贈る入澤理事 長(左から2人目)=22日、市役所市長応接室 (2024/04/24)


市内愛好家が作ったつるし雛が飾られた座敷=市内新道の史跡・飯塚邸 (2024/04/23)


幅広いジャンルで楽しませた新生音市場。この一つ、太鼓集団「鼓明楽」 は会場と一体感となり、エネルギッシュなステージを繰り広げた=21日、 アルフォーレマルチホール (2024/04/22)

>>過去記事一覧
交通弱者にやさしい「さわやかゾーン」指定

 子供やお年寄り、身障者などにやさしい道路環境づくりを目指して、柏崎署はこのほど、多くの人が集う施設の集中する市街地海側の一帯を「さわやかゾーン」に指定した。29日には市が呼びかけて、関係者による同ゾーン内の交通安全施設確認を実施し、今後の整備の参考にしていくことになった。

 交通事故防止とやさしい道づくりではこれまで、学校周辺のスクールゾーンや福祉・医療施設などを中心としたシルバーゾーン、福祉ゾーンが知られている。高齢化社会が一層進む中で、これらを一元化して交通弱者と呼ばれる人たちが安心して通行出来る環境、多くの人が安らぎを感じることの出来る道を関係機関一体となって目指していこうと、県下各地でさわやかゾーンを指定している。交通安全施設への住民要望は多く、一度に全部を整備できない現状の中で、面的に集中整備をすることで、より効果を高めていく目的もある。

 指定地域はみなとまち海浜公園から現在建設中の特別養護老人ホームまでの海岸道路周辺と、ソフィアセンター近辺やまちづくり事業が進行中の東本町商店街など。公園、温泉、学校、スポーツ施設、さらに寺院なども集中している。昨年11月、「SEA YOUTH 雷音」前で道路を横断中のお年寄りが車にはねられて亡くなっており、今後も高齢者や子供たちの事故が心配されることから、当地方では最初の指定になった。

 ゾーン内では順次、交差点表示、速度規制、大型車通行禁止規制、減速表示、路側帯を使った歩行者路の確保などを関係機関が協力して進めていく。柏崎署ではまず、みなとまち海浜公園前市道(1−1号線)の山側歩道を自転車通行可能とする(海側は実施済み)とともに、お盆前には「SEA YOUTH 雷音」前に押しボタン式信号機を設置する。また柏高前の市道交差点にも一灯式信号機を設置する計画だ。

 29日の交通安全施設確認は、市が警察や県土木事務所、地域福祉センター、学校関係者、関係町内の代表らに呼びかけて実施するもの。「さわやかゾーン」についての説明に続いて、2班に分かれてゾーン内を回り、歩道の改善、街路灯、点字ブロックの有無などをチェックして今後の参考にする。

(1999/ 6/23)

※柏崎日報社掲載の記事・写真は一切の無断転載を禁じます。


すべての著作権は柏崎日報社および情報提供者に帰属します。新聞記事・写真など、柏崎日報社の著作物を転載、利用するには、原則として当社の許諾を事前に得ていただくことが必要です。掲載についてのお問い合わせは、お電話 0257-22-3121 までご連絡ください。