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「日本の棚田百選」に高柳の3カ所

 農林水産省はこのほど、全国117市町村の134地区の棚田を「日本の棚田百選」に認定した。当地方でも高柳町の大野・花坂、磯之辺・梨ノ木田、門出・大開の3カ所が選ばれた。

 山間地の傾斜地に階段状に広がる棚田は、狭い国土を有効に利用して生産を上げてきた先人の知恵と汗の結晶。国土保全や水資源の涵(かん)養、生態系の維持など多くの役割を果たしてきている。しかし、山村の過疎化、農業後継者の不足、減反強化などで荒廃しつつあるのが現状。国・地方自治体でも近年、棚田の多面的な機能や景観としての美しさを見直す気運が高まり、今回の「棚田百選」は、国民から棚田への理解を求めるとともに、生産者、耕作者への激励も込めての選定だ。

 新潟県からは5町村の7地区が選ばれ、このうち3カ所を高柳町が占めた。大野地区花坂(9ヘクタール)は黒姫山の中腹で、柏崎からは真裏に当たる所。棚田特有の景観がよく残っていることと、急傾斜地の地滑り防止など国土保全機能が評価された。磯之辺の梨ノ木田(9ヘクタール)は昨年度、県の棚田整備事業が進められた所。また門出の大開(12ヘクタール)は集落背後の棚田で有機農業、はさ掛け米など山間地の特色を生かしたブランド米づくりといった営農姿勢が評価された。

(1999/ 8/ 4)

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