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創立100周年の柏崎信用金庫記念式典。これまでの歩みを振り返り、さ らなる発展を誓った=23日、柏崎エネルギーホール (2024/04/25)


柏崎市の子育て支援に役立ててほしいと、1千万円の目録を贈る入澤理事 長(左から2人目)=22日、市役所市長応接室 (2024/04/24)


市内愛好家が作ったつるし雛が飾られた座敷=市内新道の史跡・飯塚邸 (2024/04/23)

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広域圏の福祉シンポ 人生や地域は自分の手で

 柏崎圏で実行委員会を組織した公開シンポジウム「地域福祉の推進と介護保険―おたがい様で支え合う助け合いのまちづくり―」が5日、産文会館文化ホールで開かれた。柏崎刈羽の各地から関係者や一般の人らがたくさん集まり、熱心に耳を傾けた。

 シンポジウムは「地域福祉の推進と介護保険―住民参加型福祉活動から地域の役割を考える―」のテーマで、小山剛・長岡高齢者総合ケアセンター「こぶし園」副園長、河田珪子・新潟福祉公社まごころヘルプ室室長、山田美和子・元全国社会福祉協議会高年福祉部長が登壇して、それぞれの立場から体験をもとに語った。

 このうち、施設内でボランティア組織を作った小山副園長は「原点の介護は施設で行い、そのほかの部分でボランティアから支えてもらい、豊かな生活に」、有償の助け合いを進める河田室長は「今までは行政に頼っていたが、受け身でなく私に何ができるかが大切だ」、地域に高齢問題の情報室を設けた山田元福祉部長は「地域福祉は私発のボランティアから」などを提言した。

 アドバイザーの早瀬昇・大阪ボランティア協会事務局長は「人生や地域社会は自分で作るもの。住みやすい町は自分たちで考えていくことだ。草の根的運動の広がりでその地域が耕され、住みやすくなる。福祉という言葉は中国語で天寿をまっとうし、いろいろな喜びに預かること。ボランティアを通じた生きがい活動で人生のフィナーレを」と話し、この日のシンポジウムを締めくくった。

(1999/12/ 8)

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