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刈羽中・山崎譲君が大相撲の出羽海部屋へ

 刈羽中3年の山崎譲君(15)が、大相撲の出羽海部屋に入門することが決まった。昨年100周年を迎えた部屋にとって2000年の初弟子となることから、周囲は今後の精進と活躍に期待を寄せている。

 山崎君は刈羽村西元寺、富一さん(50)の長男。刈羽中では野球部の捕手で4番打者として活躍する一方、3年生で始めた陸上砲丸投げで強肩、強打の力を発揮し、ともに県大会に出場した。身長180cmチ、体重105kの体格だ。

 昨年1月、本人を交え、家族らの間で「りっぱな体格を生かせないか」と相撲部屋入門の話が持ち上がり、東京の知人を通じ、出羽海部屋に打診したところ、2月に出羽海親方(50)=元関脇・鷲羽山=が会いに来た。家族、関係者らが柏崎で親方と会食をして話がほぼ固まり、12月には本人が東京・墨田区両国の部屋のけいこを泊まりがけで見に行くなどして入門の日取りを決めた。

 入門日は大安吉日の今月15日。親方が前日に刈羽村を訪れ、本人と上京する。3月10日の中学の卒業式には帰郷し、出席する予定だ。

 小学生のころから野球一筋だったが、部活が終わってからは相撲への関心が急速に高まっている。山崎君は「けいこ場は熱気があり、のびのびけいこができる雰囲気だった。親方にお世話になりたい」とし、「技と力が両立できるような力士、相手に合った取り組みのできる力士になりたい」と意気込みをのぞかせる。負けず嫌いで、親方は最初に会った時、「目がいい」とほめ、「2000年に向け、いい弟子を育てたい」と話していたという。

 母親のひとみさん(37)は、現役時代の親方の大ファン。本人の気持ちを大事に周囲で盛り上げてきたとし、「一から相撲を勉強し、パワーを出して精進を」と見守る。刈羽中の前川修校長は「力がすべての厳しい世界。大成してもらいたいのはもちろんだが、今後に生きる何かをつかんでほしい」と励ましている。

(2000/ 2/10)

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