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女性監禁事件 佐藤容疑者を送検

 三条市の女性(19)が柏崎市内で9年2カ月間監禁されていた事件で、三条署の捜査本部は未成年者略取・逮捕監禁致傷の疑いで逮捕した柏崎市四谷一、無職・佐藤宣行容疑者(37)を13日、三条署から新潟地検に身柄送検し、10日間の拘留が認められた。

 佐藤容疑者は同日午前9時、三条署の裏口から、毛布をかぶり警官2人に支えられるように、ゆっくりとした足取りで護送車に乗り込んだ。新潟地検には9時45分に到着した。

 捜査本部のこれまでの調べによると、平成2年11月13日に当時小学校4年生だった女性を連れ去った理由について「偶然見かけ、大変かわいかったから(自宅に)連れてきてしまった」とし、監禁の理由も「かわいかったので、外に出さなかった」と供述した。連れ去った時にナイフ、粘着テープを持っており、計画的な犯行だったかどうかを解明していくことになる。同容疑者自宅からの押収物の中にはスタンガン(護身用の高電圧銃)があり、監禁していた女性に対する脅迫に使ったものとみられ る。

 捜査本部によると、佐藤容疑者は罪名を素直に認め、淡々と受け答えをしているものの、事件について反省の態度は見せておらず、女性に対し「申し訳ない」などの言葉はないという。また、同容疑者は逮捕前、精神的に混乱・興奮状態だとして柏崎市内の病院に入院していたが、今は暴れることもなく落ち着いているとした。病院から処方された薬を服用している。逮捕後は午前6時起床、午後10時就寝の規則正しい生活を送っており、食事はきれいに食べ、ぐっすり眠っているという。

 一方、現在も入院中の女性は11日、病院で女性捜査員から佐藤容疑者逮捕の知らせを聞き、「ああ、そうですか」と言い、ほっとした表情を見せたという。

 捜査本部は14日も午前11時ごろから、柏崎署で佐藤容疑者の母親(73)立ち会いで押収物の確認作業を行い、事情を聴いていると見られる。母親が柏崎署で確認に立ち会うのは11日間連続となっており、この日の様子を見て、15日以降もこれらの作業を行うかどうか判断する予定だ。

(2000/ 2/14)

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