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少年少女合唱団のコンサート。アンコールでは会場と一緒に「ふるさと」 を歌って楽しんだ=24日、アルフォーレマルチホール (2024/03/28)


西山コラボ特産品セットの参加メンバー (2024/03/26)


柏崎信金の創立100周年を記念した音楽イベント「目で聴くコンサート」。つのださん(左)のプロデュースで、子どもたちは骨伝導ヘッドホンを付け、ドラム演奏などを楽しんだ=23日、アルフォーレマルチホール (2024/03/25)

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柏崎刈羽原発のプルサーマルで知事ら3者会談

 福島県知事のプルサーマル受け入れ凍結発言を受けて、平山知事、西川市長、品田刈羽村長は16日、国内初実施の可能性が出てきた東京電力柏崎刈羽原発のプルサーマルについて県庁で対応を協議した。終了後、平山知事は「合理的説明があれば、新潟が絶対一番であってはいけないということではない」と先行容認の可能性に触れる一方、「福島がこじれたから新潟が一番というのなら、地元に抵抗感があるのは当然」とこれまでの姿勢も崩さず、事業者からの説明を待って判断したいとの考えを示した。

 三者会談は、この日午前に新潟市で開かれた県原子力発電所周辺環境監視評価会議終了後、非公開で約1時間にわたり行われた。平山知事は記者団に、一昨年3月の事前了解に変化を及ぼす事態が起きたわけではないとの共通認識を示したうえで、「東電の新規電源立地計画の見直しをめぐる福島県での事態の推移を見守りたい。事業者の方針について責任ある説明を求めないと、実施順については判断しかねる」とした。また、「事業者として福島県での努力、合理的説明がないと(柏崎先行は)受け入れがたい。今のところ、順番を覆すだけの合理的な理由は見当たらない」と述べた。

 また、西川市長は会談終了後、「順番が気にならないわけではないが、それがすべてではない」とする一方、「(柏崎先行は)常識的には自然ではない。自然でない話をやろうという当事者は、必然性について丁寧な説明をする必要がある。納得できるかどうかハードルは低くない」と初実施に慎重な姿勢を見せた。また、品田村長は「事業者と国の頑張り、我々が理解できるような行動を求めたい」と述べた。

 柏崎刈羽原発の出沢正人所長はこの日午前の評価会議終了後、「MOX燃料搬入に備え、万全の準備をしている。準備と並行し、1日も早くプルサーマルを実施できるよう努めたい」と述べた。三者協議を受け、柏崎刈羽原発広報部では「会談の詳細は把握していないので、趣旨を確認したうえで地元の理解を得るようさらに努力をしたい」とのコメントを出した。

(2001/ 3/17)

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