PHOTOニュース

県内トップを切って行われた葉月みのりの田植え=18日午前、市内藤井 (2024/04/18)


春風に乗り、よしやぶ川の川沿いの桜とコラボで楽しませるこいのぼり= 15日、市内松美町地内 (2024/04/16)


見頃を迎えた里山のハナモモの花=15日午前、市内谷根 (2024/04/15)

>>過去記事一覧
柏崎原発プルサーマル MOX装荷判断先送り

 東京電力は13日、プルサーマルを今年実施したいとしている柏崎刈羽原発3号機(沸騰水型、出力110万キロワット)で17日から7月13日まで行う第6回定期検査の計画書を、経済産業省と県・市・刈羽村に提出した。燃料集合体は764体のうち約160体を取り換えるが、交換燃料の種類は記載せず、プルサーマル用のウラン・プルトニウム混合酸化物(MOX)燃料28体の装荷については、引き続き地元の理解を得ることに努力し、その状況を踏まえた上で、6月中旬ごろとされる燃料交換時期までに判断するとした。

 東電は今年、福島第一原発3号機と柏崎刈羽3号機でプルサーマルを導入したいとしてきた。しかし、先行の福島で県知事が、原子力に対する不信が高まっていることなどを理由にプルサーマルを凍結し、これを受けて平山知事や西川市長が柏崎での国内初の実施に難色を見せている。このため同社は現段階では地元の理解が得られていないとして、MOX燃料装荷の判断を先送りした。MOX燃料を使わない場合は、交換はすべて、燃焼効率の高い「9×9」型のウラン燃料となる。3号機にはすでに9×9燃料は使われている。

柏崎刈羽原発広報部では「知事・市長・村長を含めて地元の理解を得ながら、できる限り今定検でMOX燃料を装荷したい」と話している。ただ、具体的に地元首長らとどう協議を進めていくかなどは未定だ。

 福島ではプルサーマル凍結の方針が極めて強い情勢にあり、柏崎が福島より先になるには合理的説明が必要という知事や市長の姿勢からすると、今定検でのMOX燃料装荷の見通しは今のところ厳しい。

(2001/ 4/13)

※柏崎日報社掲載の記事・写真は一切の無断転載を禁じます。


すべての著作権は柏崎日報社および情報提供者に帰属します。新聞記事・写真など、柏崎日報社の著作物を転載、利用するには、原則として当社の許諾を事前に得ていただくことが必要です。掲載についてのお問い合わせは、お電話 0257-22-3121 までご連絡ください。