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農業用水確保が深刻

 柏崎のアメダスによると、7月の降水量は46ミリで平年値(220)の21%、異常渇水といわれた1994年の61ミリよりさらに少なかった。平年を上回る高い気温とも重なって、柏崎地方の農業用水が危機的な状況になりつつあり、柏崎土地改良区(藤巻泰男理事長)は農家に対し、農業用水の配分について理解と協力を求めている。

 今年は6月に雨が多く、平年値(131ミリ)や昨年(122ミリ)の倍以上にあたる264ミリの降水量を観測した。しかし7月に入ると一転して晴れの日が続き、18日に9ミリ、19日に1.5ミリの雨を観測して以来、降水量ゼロ。気温も平年より2度から3度近く高い状態が続いている。

 今は、稲の穂が出そろい、実りに向けて最も水が必要な時。柏崎土地改良区では農業用水を確保するため、県柏崎土木事務所の協力をを得て、鯖石川上流の鯖石川ダムから毎秒0.5トンの放流を続けてきたが、ダム貯水量が30万tを切り、このままでは来週早々に貯水量ゼロという最悪の事態となることから、2日昼から毎秒0.3トンの放流に切り替えた。これにより、お盆近くまで貯水を維持していくとしている。

 また鯖石川の善根堰(ぜき)、藤井堰は1970年代の完成以来、鯖石川からの取水比率を善根「1」、藤井「2.8」と決め、94年の渇水時にも変更しなかった。だが今年は、善根堰からの供給地域で揚水ポンプを持たない市内安田地区、中鯖石地区などの水不足が深刻なため、3,4日の2日間、同堰の取水比率を初めて引き上げる緊急措置をとる。このほか、鯖石川支流の別山川の渇水も深刻。ダムのない鵜川も厳しい状況だ。

 94年以降では、99年にも農業用水の渇水に見舞われているが、この年の7月の降水量は今年の3倍に当たる153ミリもあった。土地改良区の藤巻理事長は「雨が降ってくれるのを祈るばかり。今は、地域、農家の理解と協力を得ながら、やりくりしていくしかない」と話す。予報では4日の降水確率が高く、関係者はこれに期待をしている。

(2001/ 8/ 3)

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