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綾子舞現地公開に48年ぶり狂言「龍沙川」

 市内鵜川、黒姫神社祭礼の15日、今年も国指定の重要無形民俗文化財「綾子舞」の現地公開が行われる。主催は市綾子舞保存振興会(高橋長究会長)、市教育委員会。今年は48年ぶりに狂言「龍沙川」が復活するほか、「田舎下り踊」が5年ぶりに演じられる。

 綾子舞は出雲の阿国(おくに)の初期歌舞伎の面影を色濃く残す古典芸能で、500年以上にわたって鵜川地区で保存・伝承されてきた。1976年には国の文化財指定を機に、伝承の危機に歯止めをかけるため、活動を開始。現在は一般を対象にした伝承者養成講座、小・中学生による伝承学習が進められ、座元と受講者が熱心に取り組んでいる。

 当日は午後1時から舞台清めの祓(はら)い舞で幕を開けた後、「常陸踊」「小原木踊」「龍沙川」「猩々の舞」など踊りや舞、狂言合わせて8番を披露する。踊り、はやし方などに中学生から一般まで約40人が出演する。

 実に半世紀ぶりに復活する「龍沙川」は今話題の陰陽師(おんみょうじ)・安倍清明が登場する狂言。物語は亭主・清明の留守中に美人の女房が間男に言い寄られ、ついにはその言い分に従ってしまうが、最終的には清明の元へ戻り、女房が10の教訓を受けて一見落着というものだ。

 終演は3時40分ごろ。これに先立ち、午前10時半から1時間、神楽(かぐら)舞の奉納が行われる。雨天の場合は、午後から旧鵜川小体育館で綾子舞を上演。会場では弁当、飲み物などの販売もある。

柏崎駅前から臨時バスも

 綾子舞の現地公開に併せて、当日は柏崎駅前―JA鵜川支店前間で定期バスのほか、臨時バスが出る。行きは柏崎駅前から午前10時5分、11時50分、午後0時35分。帰りはJA鵜川支店前から午後4時5分、5時半。

(2001/ 9/11)

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