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河合基金に幕、記念作品を市に

 京都の陶芸家・河合卯之助・紀(ただし)氏父子によって設けられ、柏崎の美術振興に大きな役割を果たした「河合基金」が使命を終えたとして、20年以上にわたる歴史の幕を閉じた。この記念に、柏崎市に父子の作品が贈られることになり、20日、産文会館で贈呈式が行われた。

 河合卯之助氏は大正期ごろから生涯にわたって市内の桑山太市氏、勝田忘庵氏ら文人との交流が深かった。これを縁に長男・紀氏から卯之助氏の作品寄贈の申し出があり、1978年に市内で遺作展が開かれた。市民の賛同を得て、同基金が創設され、翌年から市展に併せて「河合賞」「同奨励賞」を設けた。

 以来、昨年まで22年間に両賞の受賞者は延べ71人、副賞は約270万円に上り、市民作家への大きな励ましになった。しかし今日の社会・経済情勢から基金運営は難しく、一定の役割を果たしたとして、昨年の授与を最後に活動の幕を引くことを決めた。

 式には、京都から紀氏夫人の道子さん(69)が参列した。同基金運営委員の高橋源治代表は「河合さんの柏崎に寄せる並々ならぬ愛情を何といって受け止めていいかわからない」と感謝し、道子夫人は「柏崎という土地になぜ父が愛着を感じたのかを、日本晴れのこの地に来て分かった。申し上げたいことはたくさんあるが万感の思いだ。これを機に新しいお付き合いをしたい」と話した。

 寄贈された作品は卯之助氏による赤絵のびん、茶わん、鉢など6点、紀氏の陶額「祝舞」「巣立ち」の2点。相沢教育長は「長い間の基金がなくなることに寂しさはあるが、いただいた作品をたくさんの市民の目にふれられるようにし、河合家と柏崎が今後とも心のきずなをつなげていきたい」と述べた。

(2001/10/20)

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