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東本町商店街の歩行者増える

 柏崎商工会議所と柏崎商店街連合会が9月に実施した通行量調査の結果がこのほどまとまり、休日の東本町商店街に歩行者が戻りつつあることが分かった。歩行者通行量が1978年をピークに年々減少する中で、「やはり東本町まちづくり事業の効果が大きいとみられる」としている。ただ、かつては平日を上回っていた休日の歩行者通行量が前回に引き続いて平日より少なく、郊外の商業集積地との競争がより一層厳しさを増していることをうかがわせる結果となった。

 調査は9月21,23日の午前7時から午後7時まで、市内主要商店街など20カ所で歩行者、自転車、バイク、車を対象に実施した。97年以来4年ぶりの調査で、平日の21日は雨、23日は3連休の中日で晴れだった。

 歩行者通行量はクルマ社会の進展などで年々減少傾向にあるが、休日の5番街と本町6丁目は、4年前の前回調査と比較してそれぞれ915人から1,570人へ、1,013人から1,784人へと各7割ほど増加。特に6丁目は休日・平日とも、駅前と拮抗(きっこう)する形で最多地点となった。

 しかし、通行量調査を開始した78年を100とした数値では、5番街が平日25.2、休日21.6、6丁目が平日28.8、休日18.4で、特に休日はおよそ5分の1への大幅な減少。岩上地区など郊外型の商業集積が進む中で、消費者の流出を食い止めるまでには至っていない。

 一方、フードタカラが閉店した本町4丁目、空き店舗の目立つえんま通りでは、休日の歩行者通行量がそれぞれ1,265人から696人に、1,057人から551人に半減。四谷、諏訪町、ニコニコなど他の商店街も全体に減少した。

 バスを除く車の通行量は多くの地点で78年の調査開始以来の最高値を記録。理由については「交通アクセスが年々よくなっていることや、休日の調査日が3連休の中日で晴れだったことが考えられる」としている。半面「道路が広くアクセスが良いから、別の地域への移動のため通過利用する」といった面も指摘し、「クルマの通行量は増加しても商店街への来街者に結びついているかとなると疑問」としている。

(2001/11/ 5)

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