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総合学科の高校説明会に中学生や保護者等500人

 来年度から柏農、柏商、常盤被服科の3校7学科を統合して柏農に新設される総合学科の高校説明会が17日、柏農で行われ、中学3年生と保護者、中学教師ら約500人が参加した。この日、参加できなかった市内2校や希望者を対象に、21日と26日の午後4時から同校で説明会を開く。

 江頭隆校長は総合学科の意義、設置状況について説明し、「普通科と職業学科を総合する『第3の学科』。主体的な学習を通し、学ぶ楽しさを体験する」と述べた。同校総合学科運営委員会によると、生徒が望む進路にふさわしい目安の科目をまとめた系列は7つ。約200科目を検討中で、系列を超えた科目も学べる。

 3年間で学ぶ90単位のうち5割が選択科目。1年次の必須科目「産業社会と人間」で適性、進路、資格取得の目標を立て、2,3年次で選択科目を中心に学ぶ。独自の科目として「プロジェクト基礎」を設け、第1次産業の体験を通し人間形成に役立てるとした。

 学期は9月末までの前期と10月からの後期の2学期制で、夏休み、冬休みの時期は変わらない。運営委は「総合学科は自分の進路に必要な科目を学ぶため充実感がある一方、目的、目標をもたないと3年間がむだになりかねない。1年の時から親子で将来設計をするのがポイント」と述べた。

 質疑で中学教師、保護者は、統合・新設の学校像や施設面の整備、希望者の少ない科目の開設などについて質問した。学校側は柏農の現1,2年生は来年度、新しい総合高校の2,3年生と位置付けられ、新校名で現学科の卒業生になると答えた。また、中学生は修学旅行の実施、部活動、制服について質問した。

 終了後、母親の一人は「進路については普通高校以上に、早めの対応が迫られそうだ」と受け止め、別の母親は「一度選んだ進路を2,3年次で変えたら、対応してもらえるのだろうか。大変な時に高校進学となった」と話していた。

(2001/11/19)

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