PHOTOニュース

柏崎市の子育て支援に役立ててほしいと、1千万円の目録を贈る入澤理事 長(左から2人目)=22日、市役所市長応接室 (2024/04/24)


市内愛好家が作ったつるし雛が飾られた座敷=市内新道の史跡・飯塚邸 (2024/04/23)


幅広いジャンルで楽しませた新生音市場。この一つ、太鼓集団「鼓明楽」 は会場と一体感となり、エネルギッシュなステージを繰り広げた=21日、 アルフォーレマルチホール (2024/04/22)

>>過去記事一覧
土砂災害地域、57%の人「危険感じる」

 土砂災害防止法(土砂災害警戒区域等における土砂災害防止対策の推進に関する法律)が今年四月に施行されたことに伴い、県は8月に県内の土砂災害危険個所を持つ区長・町内会長を対象に意識調査を実施し、その概要がこのほどまとまった。柏崎刈羽では回答者128人のうち57%の人が「土砂災害による被害を受けたり、危険を感じたことがある」と答えている。

 この法律は、土砂災害から国民の生命を守るため、その災害の恐れのある区域について危険の周知、警戒避難体制の整備を図るとともに、特に住宅などの新規立地の抑制、既存住宅の移転促進などソフト対策を推進していこうという目的だ。

 今回の調査対象は土砂崩れ、地滑り、急傾斜地などの危険指定個所(水害や雪崩を除く)を持つ地域の区長・町内会長。柏崎刈羽の危険個所は328カ所、対象区長・町内会長は156人。このうち82%に当たる128人が回答した。

 結果概要によると、「土砂災害によって被害を受けたり、危険を感じたことがあるか」の問いに57%の人が「ある」とし、県全体の51%より若干高かった。危険を感じる災害の種類(重複回答可)は土石流が15%、地滑り58%、がけ崩れ74%。「あなたの居住地は土砂災害に対して安全か」の問いでは「安全」「どちらかと言えば安全」と答えた人が38%だったのに対し、60%が「危険」「どちらかと言えば危険」とした。

 さらに、「もっと詳しい情報がほしい」という回答が67%。危険個所区域内の土地利用制限について「必要」と答えた人は81%に上った。また、土砂災害対策で、砂防工事などハード面と、警戒避難・土地利用制限などソフト面について「ハード・ソフトを並行して」が55%、「ハード中心」25%、「ソフト中心」16%の回答だった。

(2001/12/25)

※柏崎日報社掲載の記事・写真は一切の無断転載を禁じます。


すべての著作権は柏崎日報社および情報提供者に帰属します。新聞記事・写真など、柏崎日報社の著作物を転載、利用するには、原則として当社の許諾を事前に得ていただくことが必要です。掲載についてのお問い合わせは、お電話 0257-22-3121 までご連絡ください。