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環境公園の美術館構想で「モネの庭」も

 市内南部の環境共生公園に設置の構想が明らかになっていた県立美術館について、13日発表された2002年度県当初予算案で、「新しい文化施設の整備」として検討委員会開催費74万5,000円が盛り込まれた。予算会見で平山知事は、美術館構想の経緯を説明し、フランス印象派の画家、クロード・モネにちなんだ庭を一体で整備することを検討したいと述べた。

 平山知事は「国内のある日本画家から『フランス・ジベルニー村のモネの屋敷にある庭の池から、睡蓮(すいれん)の株を分けてもらって育成したところ、株が増えたことから、新潟県に寄付したい』という話があった。画家は、この庭で描いた絵など400点以上の作品も同時に寄付したいとのことだった」と説明。「モネの庭」という形でこれを活用したいといろいろ検討した結果、柏崎市の学園ゾーン内環境共生公園を候補地にしたと述べた。学園ゾーンへの文化施設などの設置は市が1997年度から要望してきた。

 知事は、設置をめぐる市の受け入れ対応や詳しい協議はこれからとしながらも、県としては、美術館は県が、庭は市が整備するということで考えているとし、「長岡の近代美術館や歴史博物館、柏崎のコレクションビレッジと合わせ、首都圏から観光客が増えることを期待している。広く、多くの人から来てもらうには、県立の方がいいだろう」と述べた。

 検討委員会では規模、内容、運営方法などが協議される見込みで、県文化行政課では「柏崎市とは十分に意思の疎通をはかり、地元意見を尊重していきたい。整備スケジュールも今後の検討になるが、開館目標だけは2005年度に設定したい」としている。

(2002/ 2/14)

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