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西川市長が美術館実現へ強い意欲

 6日・7日行われた市議会二月定例会の一般質問で、柏崎学園ゾーンに計画中の仮称・環境共生公園に構想が急浮上した県立美術館設置について、西川市長が実現への強い意欲を示した。美術館問題は、議会の学園まちづくり特別委員会でも、その賛否が大きな論議を呼んでいる。

 一般質問では、中村明臣氏(整風会)や霜田彰氏(市民クラブ)らが美術館問題を取り上げたもので、構想に至るまでの経過、作品を寄贈する日本画家・平松礼二氏とのいきさつ、環境共生公園に設置することの是非などをただした。

 西川市長は「美術館という県からの提案は、市が学園ゾーン内の文化施設などを繰り返し要望してきたことが受け入れられ、具体的な成果に結びついたもので、ぜひ成功させたい」と経緯を述べた上で、平松氏が県立近代美術館が収集に力を入れている本県出身の画家・横山操氏のまな弟子で、恩師・横山氏の郷土であるという強い思い入れから、県に自分の作品400点を寄贈したいと申し出があったことなどを説明した。ただ「県の考え方としては平松氏専用の美術館とするのではないという概念だ」とも述べた。

 また、平松氏に対しフランスの印象派の画家・モネの財団からスイレンの子株が送られたことから、それを生かして「モネの庭」として併せて整備したい考えを改めて述べた。

 中村氏は「街のにぎわいを考えるならば、美術館は街中に持ってくるべきではないか」とした。市長は「街の真ん中に、という点ではうなずけるが、モネの庭との一体性を持たせた美術館ということから、環境共生公園とリンクさせて、というのが大きな前提になっている」と答えた。

 霜田氏が環境共生公園のコンセプトとの整合をただしたのに対し、市長は「美術館は屋内鑑賞だけでなく、自然の中での創作や参加型体験学習の施設を目指している。環境共生公園の環境学校は、里山復元を図るとともに、自然環境や生活・文化体験を学習する」と説明した上で、「美術館での実技・創作活動は環境学校の展開をより幅広く多面的に付加するもので、両者のコンセプトは十分共通する」とした。

 このほか市長は、美術館は同じ学園ゾーン内の新潟産業大学・新潟工科大学にとってのイメージアップと環境整備につながる副次的な効果があること、中高一貫教育校も隣接すれば全く新しいゾーンを形成できることを挙げ、「単に1つの箱物を造るのでない、価値のある事業であり、このチャンスは絶対に逃したくない」と述べた。

(2002/ 3/ 7)

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