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県内トップを切って行われた葉月みのりの田植え=18日午前、市内藤井 (2024/04/18)


春風に乗り、よしやぶ川の川沿いの桜とコラボで楽しませるこいのぼり= 15日、市内松美町地内 (2024/04/16)

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高柳町でイラストマップ第2弾

 水田わきや野山の道をのんびり歩いて――。高柳町はこのほど、「門出はなし咲くみち」など散策路四コースをイラストマップにした。昨年度に作製した「栃ケ原民話みち」など4コースに続く第2弾。併せて、マップには記載できなかった話題も12枚の情報カードにまとめた。

 同町は約10年前から農山村の自然の豊かさ、人の温かさを体験してもらう交流観光を進めている。町を訪れる人の中には荻ノ島や門出のかやぶきの宿に泊まり、農作業体験や写生、写真撮影を楽しむなどゆったりとした時間を過ごす人もいる。しかし、やはり観光の中心はじょんのび村などの施設がほとんどだ。

 このため、町は昨年度、「歩く」をテーマに農山村そのままを味わってほしいと、散策路四コースのイラストマップを門出和紙で製作した。同マップは第2回街歩きマップコンテスト(日本観光協会など主催)に入賞するなど高い評価を得た。

 新たに作製したのは「門出はなし咲くみち」「荻ノ島結(ゆい)のそらみち」「月ゆめみち」「やませみのみち」。門出、荻ノ島は集落内を散策しながら、地域の人たちとのふれあいを楽しんでもらう。「やませみのみち」は鯖石川ダム周辺の探鳥会コース、「月ゆめみち」は月湯女(つきよめ)温泉を中心に眺めの良い峠や伝説の大蛇が出そうな谷間の道をめぐる。

 今回も手書きで「眺めバツグンの酒盛り場」をはじめ、火の見やぐら、炭焼き窯のある所など、見どころや魅力を満載している。また、はがきサイズの情報カードも作り、棚田の紹介やじょんのびの言葉の意味、散策で見かけるタヌキの落とし物(ふん)の話、マップに掲載できなかった湧き水や狐の伝説などを収録しており、今後も内容を充実させる予定。

 町では、昨年度は利用者から意見を聞いたりする試作品としてマップを作製したため、希望者には無料配布したが、今年度からは実費程度の有料で配布したいという。カードはマップを購入した人に無料でプレゼントし、散策をより楽しいものにしてもらいたいとした。問い合わせは高柳町役場地域振興課(電話41―3355)へ。

(2002/ 5/ 8)

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