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徳永さんが県内1等3角点を探訪

 西山町浜忠、公務員・徳永久行さん(51)がこのほど、県内、県境31地点の1等3角点の探訪を7年7カ月をかけて達成した。

 徳永さんは1994年9月、西蒲巻町の山頂で出会ったアマチュア無線の登山者に県内の山を分野別に整理した自作の資料をもらったことから、1等3角点の探訪に興味をもった。翌月、西山町の薬師トンネルの上にある3角点「1000本」を皮切りに、先月、佐渡の3地点で県内の全探訪を終えた。

 全国の1等3角点は約950地点、県内は29地点と言われる。徳永さんは所在が隣県でも地形図上で県境付近にあるものも含め31地点を訪ねた。このうち、新潟市の「松ケ崎」など3地点が平地部。残りは山頂か尾根付近で、中には登山道もなく、探すのも困難な場所があった。

 1等3角点は明治期、近代的な測量で日本地図作成に取り組んだ足跡だ。多くは山頂近くまで御影石の柱を運び上げ、標石として埋設した。「そういう先人の苦労や業績、明治の遺産に触れる思いがして、感慨深い」と徳永さん。無理せずマイペースで訪ね、標石に触れた思い出は6冊のアルバムになった。

 次の目標は柏崎刈羽の1等から4等までの3角点140地点の探訪。昨年までに140地点を訪ね、達成率は90%を超えている。

(2002/ 6/18)

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