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任意合併協が9月下旬にも

 市は29日、当面の懸案課題をめぐる市議会との意見交換会を市役所で開いた。このうち市町村合併問題で西川市長は、刈羽郡町村との任意合併協議会を9月下旬にも設立したいとの考えを示した。また市内宝町の小松エスト跡地について、市が取得するための債務負担行為を議会9月定例会に提案する方針を改めて表明した。

 任意合併協は秋の設立に向けて市町村間で話し合いを進めてきており、9月2日に第9回首長勉強会を開いて、最終的な詰めを行う。市長は、他町村の推移を見ながら市も議会9月定例会に負担金を提案し、9月下旬か10月初めに任意協を立ち上げたいとした。また当局側が、任意協の構成は行政、議会、住民代表、学識経験者あわせて約40人との見通しを述べた。議会側が今後の市民説明の方向などをただし、市長は「今年の地区別説明会だけで終わりでなく、もう一度地区に出向いて具体的な説明が必要だ」と答えた。

 エスト跡地はすでに7月の意見交換会で、約6万1,700平方メートルを市が21億円で取得したいとの考えが示されており、具体的には柏崎地域土地開発公社が市基金の貸し付けを受けて購入する。債務負担行為は、市で買い戻すためのもので、補正予算案に計上することになる。

 一方、市内学園ゾーンで計画中の仮称・環境共生公園での新県立美術館構想については、誘致決定を目指して10月に市民プラザで講演会・座談会、また構想にかかわっている日本画家・平松礼二氏の展覧会を12月7日から18日まで、同氏の講演会を同8日にいずれもソフィアセンターで開く計画を当局側が説明した。議会側は、県が新文化施設整備検討委員会への配布資料で示した年間15万人の入場者数、5万人の地元宿泊者数の見込みが過大と指摘した。

 このほか市長は、東京電力柏崎刈羽原発のプルサーマルで使うウラン・プルトニウム混合酸化物(MOX)燃料の海外製造会社を視察した結果を報告し、品質に問題はないとの受け止め方を改めて表明。「生データがなければ疑惑は払しょくされたとはいえない」などとする議員との間で議論があった。

(2002/ 8/29)

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