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拉致事件の蓮池さんら、事実確認訴える

 朝鮮民主主義人民共和国(北朝鮮)による日本人拉致で、北朝鮮で生存が伝えられた柏崎市の蓮池薫さん(44)、奥土祐木子さん(46)の家族が20日、県庁に平山知事を訪ね、日本政府が全拉致被害者の安否の事実確認と原状回復を一刻も早く行うよう求めることを要請した。

 知事は拉致の一件一件について政府が確認することができないようなら、国交正常化も国民の理解は得られないとの認識を示した。「事実は日本政府の責任でしっかり確認する必要がある」と答え、「戻ってきた時に生活を維持できるよう、精神的なケアを含めて検討したい」と述べた。

 蓮池さんの父親秀量さん(74)は会見で、福田官房長官が家族に生死を告げた時の様子について「横田さんから順で、生存と伝えられた4家族が最後。死刑宣告を待つ思いだった」とし、「これまで政府が一歩踏み込めば、解決の機会はあった」と口惜しさをにじませた。母親ハツイさん(70)は「被害者は家族も同然。一緒に安否を伝えてほしいと言うと、『あなた方の子供は生きているんだから』と冷たく制された。紙切れ一枚で生死を告げる外務省は、命の重さを軽く見ている」と訴えた。

 奥土さんの父親一男さん(75)は「電話をしたわけでも、手紙を、写真を見たわけでもない。本人に会ってみないと分からない」と述べた。

(2002/ 9/21)

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