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遺跡発掘など縄文文化を体験学習

 「知ってる?剣野の古代(むかし)」──。市内の剣野コミュニティ振興協議会(関矢直会長)が21日、縄文文化ドリームツアープログラムの一環として、地区内の遺跡発掘体験、縄文土器づくりを行い、130人以上が参加した。

 同地区には、市指定文化財の剣野遺跡があり、柏崎発祥の地といわれる。ツアープログラムでは、子供たちが自分の住んでいる地域の歴史を学び、発掘調査に参加することで地域の変化に立ちあうことを狙った。また、多くの人と感動的な体験を共有し、地域の教育力の強化、コミュニティ意識の醸成を目指した。

 6月に長岡の県立歴史博物館で縄文文化の基礎知識を学び、この日がシリーズの第2弾。小学生から一般までが参加し、2班に分けて遺跡発掘、土器づくりを交代で体験した。このうち、発掘調査は国道8号バイパス建設工事の関係で発掘調査中の剣野B遺跡で行い、品田高志市学芸員らの指導を受けた。 

 参加者らがていねいに土を掘り、「これ何かな」「何かあるよ」と興味津々。黒曜石のやじり2個、石でできた錐(きり)をはじめ、多数の土器片が出土し、大きな成果を収めた。一方、土器づくりは三中選択社会科の教員、生徒が指導した。野焼き用の粘土、ろくろ代わりの葉を使い、器用に茶わんなどの形に整えた。

 親子で参加した竹内都さん(剣野小5年)は「粘土をこねて茶わんの形にするまで時間がかかり、難しかった。疲れたけれど、楽しい1日だった」、母親の節子さん(46)は「最初はごみかと思ったら、黒曜石のやじりと聞いてびっくりした。娘と参加できたことが一番の喜び。何だか縄文文化のことをもっと知りたくなった」と話した。

 次回は10月5日。剣野遺跡群の探索ウォークラリー、野焼きを行う。

(2002/ 9/26)

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