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産大職員が6億8000万円横領

 市内軽井川、新潟産業大学(内田安三学長、経済学部871人、人文学部350人)は30日、今年3月まで会計課の資金運用担当だった元係長(39)が、1997年6月から今年7月にかけて5年間にわたり施設整備資金の一部約6億8,000万円を商品先物取引の損失の穴埋めに流用していたと発表した。本人は不正を認めていることから、大学はこの職員を業務上横領の疑いで近く柏崎署に告訴する。資金面などから、来春設置を目指し準備を進めていた大学院開設は最低2年、福祉、環境など新しい学部学科の構想も1年は遅れ、施設の見直しなどを迫られる見通しだ。

 会見した内田学長、北根祥男事務局長らの説明によると、大学は施設整備基金の約12億円を証券会社に預けていた。元係長は長年にわたり資金運用を一手に任されていた。産大附属高校に異動後の8月5日、証券会社から大学の会計係に残高証明書が送られ、預託金が5億数1,000万円しか残っていないことが分かった。大学は直ちに取引先に確認し、翌日、本人に直接ただしたところ、流用の事実を認めた。

 元係長は1998年から2001年にかけて学校法人、大学と似た名前の架空の口座8つを開設し、これらをう回する形で自分名義の複数の口座に金を移していた。最近の年度末の決算期には証券会社の預託残高の欠損が発覚しないよう、大学の定期預金を担保に手形借入を起こして補てん。手形借入の穴は証券会社の預託金を充当するという手口を繰り返していたらしい。

 元係長は中越地区の県立高校、東京の私立大学を卒業し、新潟産大の開学前年の1987年、前身の新潟短期大学に採用された。15年にわたり会計事務を担当したが、今年4月、産大附属高校の事務室係長に異動したことで発覚した。

 大学の聴取に対し、ガソリンなどの商品先物取引の穴埋めに流用したと述べ、「初めは個人的にやっていたが、負けて自分の金がなくなった。取り返そうとして大学の金に手を出した」と話したという。着服は1,000万円単位で始め、総額が膨らんだ。大学では8月7日、対策委員会を立ち上げて調査を始め、9月10日、経営母体の柏専学院理事会で途中経過を報告していた。

(2002/10/ 1)

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