PHOTOニュース

ハナモモ畑を管理する池田寿一さんから話を聞く鯨波小と米山小の児童= 18日 (2024/04/19)


県内トップを切って行われた葉月みのりの田植え=18日午前、市内藤井 (2024/04/18)


春風に乗り、よしやぶ川の川沿いの桜とコラボで楽しませるこいのぼり= 15日、市内松美町地内 (2024/04/16)

>>過去記事一覧
柏崎刈羽原発1号機、県など初の立ち入り調査

 東京電力の原発トラブル隠しで、県・市・刈羽村と経済産業省原子力安全・保安院は4日、柏崎刈羽原発1号機(沸騰水型、出力110万k$ワット)の立ち入り検査を行い、シュラウド(原子炉内隔壁)で指摘されたひび割れの兆候を確認した。地元自治体の調査は東電との安全協定に基づくもので、1983年の協定締結以来初めて。来週中をめどに2度目の調査を行う予定だ。

 この日は、全燃料を取り出した原子炉内に遠隔操作の水中カメラを水深約19M$まで入れ、モニターを通してひび割れの兆候(インディケーション)2カ所を確認することができた。また、問題となっている再循環系配管の部位も確認した。県などは、点検記録、今回のビデオテープの提出、超音波探傷検査による確認などを要請し、情報を県民に提供するよう東電に申し入れた。

 自治体側の調査には、担当者9人と、アドバイザーとして宮健三・慶応大大学院教授、鈴木賢治・新潟大助教授も立ち会った。調査後、県原子力安全・資源対策課の小林幹夫課長は「GE(米ゼネラル・エレクトリック)社から指摘されている2カ所のインディケーションは確認したが、ひび割れとは断定できない」と語った。表面の汚れをブラシで落として目視したが、さらにこの作業を続けてから、再度調査する。

 アドバイザーの宮教授は「初めての試みで有意義だった。第3者も立ち会い、客観性、透明性があり妥当と思う」、鈴木助教授は「今後も継続し、国民、県民の信頼ある原子力行政を目指すことは評価できる」と語った。

(2002/10/ 5)

※柏崎日報社掲載の記事・写真は一切の無断転載を禁じます。


すべての著作権は柏崎日報社および情報提供者に帰属します。新聞記事・写真など、柏崎日報社の著作物を転載、利用するには、原則として当社の許諾を事前に得ていただくことが必要です。掲載についてのお問い合わせは、お電話 0257-22-3121 までご連絡ください。