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柏崎刈羽原発1号機、ひび兆候1カ所に

 東京電力柏崎刈羽原発は10日の定例記者会見で、1号機(沸騰水型、出力110万キロワット)のシュラウド(原子炉内隔壁)で見つかったひび割れの兆候4カ所のうち、表面の汚れをブラシで落としたところ3カ所が消え、1カ所が残ったと発表した。今後、超音波探傷検査で、ひび割れかどうか調べる。

 1号機シュラウドのひび割れ兆候は、中間胴内側の溶接線付近に米ゼネラル・エレクトリック(GE)社が指摘した2カ所のほか、現在実施している点検でさらに2カ所が水中カメラによる目視で見つかっていた。最終的に残ったのは、GEが指摘したうちの1カ所で、長さ約2.5センチのY字形。消えたものは、いずれも水あかやさびによるものと考えられる。GE指摘分は、消えたものも含めて今月下旬以降、超音波探傷検査を行う。また、他の溶接線も順次点検していく。

 1号機は、シュラウドのひびが指摘されたトラブル隠しに伴い第13回定期検査を繰り上げ、9月3日から運転を止めて定検を開始した。シュラウドの点検も含めて約2カ月半を予定していたが、この点検にまだかなりの期間がかかると見られることや、同じくトラブル隠しが明るみになった再循環系配管のひびの点検もあって、終了の見通しはまだ立っていない。10日の会見で武黒一郎所長は、予定より遅れるとの見方も示した。

(2002/10/10)

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