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蓮池さん・奥土さん家族「柏崎から出さない」

 朝鮮民主主義人民共和国(北朝鮮)に拉致され、一時帰国している蓮池薫さん(45)、奥土祐木子さん(46)の家族が23日、滞在先の赤倉温泉で会見し、2人を北朝鮮に戻さず、子供たちを呼び戻すよう政府に訴えた。政府は家族の要望を受け入れ、一時帰国中の5人の滞在期間を延長し、29日から再開される日朝国交正常化交渉の中で家族を含めた被害者の永住帰国を求めていく方針を固めた。

 被害者家族連絡会は同日、一時帰国している5人の送還に反対し、家族全員の永住帰国と保護を安倍官房副長官と中山恭子・内閣官房参与に求めた。同日午後、蓮池さんの兄透さん(47)は「家族としてはお前を帰さない。柏崎から一歩も出さない。出て行くなら、歩いてでも行け」と本人に伝えたところ、蓮池さんは「家族の考えは分かった。しかし、おれにはおれの立場がある」とし、「約束だから」と答えたと述べた。

 また、同日夕の会見で蓮池さんの父親秀量さん(74)は「2人の子供たちの生命の安全を確保し、1日も早く親元に帰してほしい。2人は何がなんでも帰したくない、帰さない」と声を振り絞った。母親ハツイさん(70)は「自分の本心を話さないのが悲しい。24年間、待って待ってやっと会えたのですから。帰したくないですよ」と言葉を詰まらせた。奥土さんの父親一男さん(75)は「好きで北朝鮮に行ったのではないのだから、元に戻すのが常識だ。どうしても帰さない」と厳しい表情で述べた。

 蓮池さん、奥土さんは24日、家族と赤倉温泉を出発し、蓮池さんは途中、運転免許証更新のため、中頸柿崎町の運転免許試験場に立ち寄る。25日は2人で柏崎市役所に婚姻届を出す予定だ。

(2002/10/24)

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