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拉致被害者5人改めて「日本で家族待つ」

 新潟市で再会した朝鮮民主主義人民共和国(北朝鮮)の拉致被害者の5人は19日、県庁で記者会見し、北朝鮮に残した家族の帰りを最後まで日本で待つ決意を改めて表明した。公式の場で胸に着けていた北朝鮮のバッジを同日朝から初めて外し、事件の早期解決を願う青いリボンだけを着用。小泉純一郎首相に書簡で政府の粘り強い交渉を求めたことを明らかにした。

 小泉首相への書簡は同日、面談した安倍晋三・官房副長官に手渡した。5人の連名で「日朝交渉がこう着状態に陥っているが、私たちの意思は今後も変わらない。日本政府が一貫した立場で交渉を粘り強く続けてもらうことを望む」と訴えた。

 5人の再会について、佐渡真野町の曽我ひとみさん(43)は「5人が心のきずなで強く結ばれていることを実感した。これら先も一緒に頑張っていくという気持ちが固まった」、柏崎市の蓮池薫さん(45)は「同じ運命の同じ船に乗っていると気持ちを1つにした」と話した。

 福井県小浜市の地村保志さん(47)はバッジを外したのは各自の意思とし、「子供のことも心配だが、自分の立場をはっきりさせる時期に来たのではないかと思った」と述べた。蓮池さんは「日本にとどまり子供を待つと再確認したので、朝鮮公民としての義務や権利を全うすることができなくなり、バッジを着けている意味がなくなった。日本に残ると決めた以上、バッジを着けているのは向こう(北朝鮮)にも失礼」と説明。バッジを外した心境について「何の負担もない」と述べ、「朝鮮公民の意識はなくなっているか」と問われ、即座に「そうです」と答えた。

 蓮池さんは日本政府が方針を決めた10月24日朝、地村さんは数日前、日本に残り家族を待つという気持ちを中山恭子・内閣官房参与に電話で伝えていたと明かした。参与から「政府に任せてください」「今の状況では公表する必要はない」と言われ、意思表示を控えたという。

 蓮池さんは「向こうに一度帰ったら、また来れるか不安だった。親にとって自分は命以上のものだと感じた」と決心のきっかけを述べ、親にも子供にも良い道を決めた過程には友人、同級生の言葉、兄の話があったと振り返った。永住帰国は子供が帰ってからのこととし、「私としては北朝鮮には帰らない」と言い切った。

 北朝鮮に残している子供たちについて蓮池さんは「打開の道を開こうと努力している政府の意思を再確認でき、力強く思う。心配はしているが動揺はない」と述べた。地村さんは「子供たちは今、精神的な苦痛を受けていると思うので、頑張ってほしい。耐えてほしい」と気遣った。曽我さんは「家族のことは心配だが、今までもこれからも日本政府に任せている。1日も早く家族が帰ってくるのを待っている」と述べた。

(2002/12/20)

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