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新県立美術館で検討委「必要性十分」

 柏崎市が建設候補地に挙がっている新県立美術館構想の必要性を検討する「新文化施設整備検討委員会」(原田新司委員長、委員数7人)の第四回会合が24日、新潟市内で開かれた。会合では「新美術館建設の優先度は高く、必要性は十分認められる」とした報告書をまとめた。県の厳しい財政状況の中で、必要性が問われていたもので、事実上のゴーサインが出された。これを受け、次の段階として基本構想・基本計画の策定が進められることになる。

 美術館構想は日本画家・平松礼二氏が、パリ郊外のジベルニーにある「モネの庭」から株分けされたスイレン、同氏がその庭で描いた作品を含む400点余りの寄贈と、これらを活用して地域おこしや生涯学習に役立ててほしいという希望を県に申し出たことによるもの。

 検討委では新美術館の建設構想の経緯、2月県議会での議論を踏まえ、今年6月以来、「寄贈予定作品を県民の財産とすること」「新美術館建設の必要性」「新美術館の在り方」「新美術館の建設場所」の4点について全県的な視野で議論してきた。 

 報告書では「県民の幅広い美術活動に利活用できることなどから、県民の財産とするにふさわしい」とし、「美術鑑賞機会の充実や県の美術レベル向上のための将来を見越した投資は必要。厳しい財政状況であっても、文化振興や地域振興の観点から、新美術館建設の優先度は高く、必要性は十分認められる」とした。

 建設場所については「自然の豊かさを体感できる美しい里山があり、新美術館を建設する立地条件」「柏崎市から土地の無償提供が得られることや、計画中の公園整備と一体になった効率的な施設整備」などの点から、東京電力が柏崎刈羽原発全号機完成記念に柏崎市内の学園ゾーンに整備を進める仮称・環境共生公園内がふさわしいとした。

 また、報告書では「県民が自主的な創作活動を楽しみ、豊かな心を醸成していくことができ、さまざまな分野の人々に親しまれる文化交流の拠点としての機能を併せ持つ、21世紀にふさわしい参加型・体験型の新美術館の建設を期待する」と結んだ。 原田委員長は「いろいろな風評、それも反対の風評が強い中での検討委員会のスタートだったので、委員は大変だったと思うが、意見を率直に出し合ってもらい、まとめることができた」と話し、板屋越麟一県教育長は「これまで十分な審議をしていただいた。県として報告書を受けて、新たに具体的な基本構想・基本計画を策定することになると思う。皆さんの意見を反映しながら、具体的な結論を出していきたい」と述べた。

 新美術館構想は財政問題や柏崎市への立地から県議会で賛否両論の意見があるほか、市議会の学園まちづくり特別委員会でも是非をめぐって議論が行われている。

(2002/12/25)

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