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県立美術館構想に「考える会」発足

 市内学園ゾーン内で整備される仮称・環境共生公園が建設予定地になっている新たな県立美術館構想に市民の声を反映したいと、市民有志による「『わたしたちの美術館』を考える会」(中村文子事務局代表)が18日発足した。産文会館会議室に約60人が集まって、美術館のあるべき姿などをめぐり意見を交わした。 

 美術館構想は日本画家の平松礼二氏が、パリ郊外のジベルニーにある「モネの庭」から株分けされたスイレンと、同氏がその庭で描いた作品を含む400点余りの寄贈を県に申し出て、これらを活用して地域おこしや生涯学習に役立ててほしいとしたことによるもの。県の新文化施設整備検討委員会は昨年暮れまでに「新美術館建設の優先度は高く、必要性は十分認められる」とした報告書をまとめた。

 18日は中村代表が「この美術館構想が出た時から、『変だな』という思いにかられた。私の思いを出すことが市民である私の義務であると思った」とあいさつ。事務局側が、美術館構想が浮上して1年間の経緯を述べ、「なぜ平松氏の作品寄贈を受け入れるのか」「市民の声をもっと聞く機会をつくるべきだ」などと投げかけた。

 会場からは「美術館構想には最初から反対。ハコものはいらない」「構想で示される経済波及効果、入場者数には疑問だ」という声や、「地域の文化を育てるならぜひ造ってほしい」「『考える会』ができることは賛成だ。いろいろな意見を集約しながら、みんなが納得のいくいい美術館を望む」など意見が出された。

 同会は近く公開質問状を県と市に提出し、その後、回答があり次第、次回会合を開く予定だ。

(2003/ 1/20)

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