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西山コラボ特産品セットの参加メンバー (2024/03/26)


柏崎信金の創立100周年を記念した音楽イベント「目で聴くコンサート」。つのださん(左)のプロデュースで、子どもたちは骨伝導ヘッドホンを付け、ドラム演奏などを楽しんだ=23日、アルフォーレマルチホール (2024/03/25)


高柳小の閉校式で校歌に声をそろえる児童や地域住民ら=22日、同校 (2024/03/23)

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蓮池秀量さん・ハツイさん、思い複雑

 北朝鮮による拉致被害者の蓮池薫さん(47)、祐木子さん(48)の父親秀量さん(77)、母親ハツイさん(72)は25日、柏崎日報社の取材に応じ、孫の重代さん(23)、克也さん(19)らとそろって年越しができることを市民に感謝した。一方、安否不明者の消息などが進展を見ないまま、越年しそうなことに顔を曇らせた。経済制裁は有効なカードと見る一方、使い方は慎重に見極めるべきとの考えを示した。

 秀量さん、ハツイさんは初めて薫さんの一家4人と自宅で正月を迎える。重代さんは日本語で年賀状を書いた。初めて孫に会った時、ハツイさんには2人が失跡した薫さん、祐木子さんに見えた。「24年間、私の中では昔の面影のまま。孫は当時の2人の年ごろ。顔は違っても子供のようだった」。その孫が「日本は嫌だ。帰りたい」と言い出すことが気掛かりだった。

 今では実家でカレーを作れば鍋を持って来るほどのカレー好き。おでん、昆布の煮物も気に入っている。重代さんは週刊誌、特に拉致関連の記事には目を通す。「両親が拉致されたということは理解している。今はどう受け止めているんだろう」と祖父母は思う。長野に出掛けた車中で北朝鮮での生活ぶりを尋ねてみた。重代さんはせきを切ったように米作りのことなどを話した。克也さんが在学中の兵役の話題で割って入った。両親不在の1年半余り面倒を見てくれた姉の前で、弟が精いっぱい背伸びをしようとする様子がほほえましかった。

(2004/12/27)

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