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東電プルトニウム利用計画、原発名挙げず

 東京電力は7日、青森県六ケ所村の日本原燃再処理工場で使用済み核燃料から回収されるプルトニウムについて2008年度利用計画を公表した。普通の原発にウラン・プルトニウム混合酸化物(MOX)燃料を装荷するプルサーマルで使うことを想定したもので、前年度同様、12年度以降、3、4基の原発で利用するとし、原発名は挙げなかった。東電のプルトニウム保有量は、08年度の回収予想量0.7トンを加えて年度末には1.4トンの見込み。

 プルトニウム利用計画は、原子力委員会が06年度から各電力会社に毎年公表を求めている。東電は02年の原発トラブル隠し発覚により、柏崎刈羽3号機と福島第一3号機のプルサーマル計画への地元了解が撤回されたことから、プルトニウムの利用場所は示してきていない。今回も「立地地域からの信頼回復に努めることを基本に3―4基」という表現にとどまった。

(2008/ 3/10)

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