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創立100周年の柏崎信用金庫記念式典。これまでの歩みを振り返り、さ らなる発展を誓った=23日、柏崎エネルギーホール (2024/04/25)


柏崎市の子育て支援に役立ててほしいと、1千万円の目録を贈る入澤理事 長(左から2人目)=22日、市役所市長応接室 (2024/04/24)


市内愛好家が作ったつるし雛が飾られた座敷=市内新道の史跡・飯塚邸 (2024/04/23)

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門出かやぶきの里でかまど完成

 市内高柳町門出、門出かやぶきの里「いいもち」で4日、「かまど開き」が行われた。利用者から“本物のご飯”を食べてもらおうという目的。かまどの土には中越沖地震で取り壊した柏崎市内の土蔵の土が使われた。

 門出かやぶきの里は1990年に古民家を再生して「おやけ」がオープン。翌年には「いいもち」が完成。田舎の雰囲気を味わいたい、ゆっくりとした自分自身の時間を過ごしたいという人に親しまれている。運営は門出ふるさと村組合(小林康生組合長)。地元の女性スタッフ8人が交代で接客している。

 ただ、田舎を売りにしているかやぶきの里もご飯炊きはガス釜を使用していた。今年度、門出集落を対象にした県の豊かな村づくり事業補助金で、念願だったかまどと雁木(がんぎ)づくりが認められた。

 かまどの基礎はレンガ。土は本来、ひび割れしにくい焼き土が使われるが、なかなか入手が困難。そこで小林さんが思いついたのが土蔵の土。中越沖地震で取り壊すことになった土蔵が柏崎市内に多くあることから、約1トンを調達した。高柳の土蔵の土は粘土質だが、海岸の柏崎は砂質。そこで日本棚田百選・大開の棚田の粘土を混ぜた。土蔵の土にはわらも含まれていて、くっつきが良く、ひびも出来なかった。

(2008/ 9/ 8)

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