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宮川新田の佐藤さん宅でクリンソウ見ごろ

 市内宮川新田、佐藤義之助さん(65)の庭で、サクラソウ科の花・クリンソウが見ごろとなった。佐藤さんが同所へ移り住み、もともと自生していたクリンソウを種で増やしたもので、その数は約1000株。6月初旬まで花が楽しめるという。

 佐藤さんは神奈川県出身で、念願の田舎暮らしの夢をかなえ、退職後の2006年春から宮川新田の築125年の古民家に移り住んだ。庭にはそれまでにもクリンソウが多少あったが、こぼれ落ちた種を等間隔に移植し、ようやく3年目で咲きそろった。

 クリンソウは「九輪草」といい、真ん中の「花柱」に全方向に花が咲くことで付けられた和名。

(2010/ 5/29)

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