園児の激励を受け、次々と出発する除雪車=22日、市内藤元町の市除雪基地 (2024/11/25)
海外青年協力隊として派遣される小林虹矢さん(右)と中西千里さん(左)。桜井市長から激励を受けた=22日午前、市役所市長応接室 (2024/11/22)
昭和天皇の食事を再現した「秋幸苑の夕べ」。参加者は見頃の紅葉とともに味わった。中央奥が第15代当主の飯塚さん=17日、市内新道の飯塚邸 (2024/11/21)
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柏崎日報は今秋復刊五十周年を迎えることから、記念事業の一環として六月二十四 日午後六時半から市民会館大ホールで、柏崎にもゆかりのある作家で映画監督の椎名 誠さんの講演会「海を見にいく」を開く。十月四日には市産文会館大ホールで記念式 典、これに合わせて連載企画の記念出版も計画している。
柏崎日報の前身は、明治三十三年五月十日に創刊された日刊「柏崎新聞」。三十九 年に現紙名に改題され、昭和十五年十一月、戦時統制により廃刊を余儀なくされた。 昭和二十三年十月三日、戦後の混乱の中から復刊し、当初はタブロイド版の紙面で三 日に一回の発行が続いた。二十七年に日刊に復帰し、三十一年から夕刊紙として今日 に至る。紙齢は二八八五〇号を突破している。
記念講演の椎名誠さんは昭和十九年、東京生まれ。書評誌「本の雑誌」の編集長で、 創刊時の五百部から十五万部の月刊誌に育てた。小説、エッセイ、ルポ、写真集など 多彩な作家活動と「あやしい探検隊」の冒険家でも知られ、代表作は「哀愁の町に霧 が降るのだ」「岳物語」ほか。「犬の系譜」で第十回吉川英治文学新人賞、「アド・バ ード」で第十一回日本SF大賞受賞。
また映画製作も手がけ、ドキュメンタリー十数本のほか、本格的な劇場作品「うみ ・そら・さんごのいいつたえ」「あひるのうたがきこえてくるよ」「白い馬」の監督 でもある。六月には、椎名さんの原作で幻想的な短編小説「中国の鳥人」が映画化・ 公開される予定だ。
講演タイトルは、母の姉が住んでいた柏崎の海にまつわる思い出を陰影深いタッチ でつづった小文を含むフォトエッセイ集「海を見にいく」から取った。入場無料だが、 整理券が必要(満員の際は入場できない場合も)。取り扱いは市民会館事務室、ソフ ィアセンター、産文会館、柏崎日報取り扱い新聞店、柏崎日報社(電話22―312 1)ほか、チラシ掲示各所で。
(1998/ 5/20)
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