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たわわに実るバナナ。強風でハウス倒壊寸前の危機などのアクシデントを 乗り越え、開設5周年を迎えた。右は霜田真紀子副社長=市内荒浜2の農 園「シモダ・ファーム」 (2024/11/26)
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蓮池さん、奥土さんは53年7月31日夕、勤め先、自宅を出たまま、行方不明になった。奥土さんは「図書館で蓮池さんに会う。8時ごろには帰る」と家族に連絡していた。蓮池さんはサンダルばきで、祖母に借りた自転車は旧市立図書館に残されていた。翌日は妹のテニス応援のため、家族と福島に行く予定だった。
昨年1月、元工作員・安氏の証言などから、昭和52年11月、新潟市で帰宅途中、行方不明になった中学2年生・横田めぐみさん=当時(13)=が北朝鮮に拉致された疑いが強まり、3月には柏崎の両家族を含む全国の被害者家族連絡会が結成された。警察庁は同年5月、蓮池さんら7件10人を拉致による疑いが強いと認めた。事件解明、早期救出を政府に求める署名は全国で100万人を突破し、家族らは2度にわたり政府に署名簿を直接手渡した。柏崎市議会、県議会などは事件の解明を求める意見書、北朝鮮が「行方不明者」として調査した中に拉致日本人が含まれていないことについて抗議の緊急決議を可決している。
柏崎では蓮池さん、奥土さんの中学、高校時代の同級生らが今年3月、「再会をめざす会」(小山雄二会長)を結成し、8月の集いに向け準備を開始、風の陣、えんま市などの街頭署名で市民の協力を呼び掛けた。小山会長は「市民、友人として、この事件を風化させたくない」としている。
2日の集いでは、政府、県知事、市長に早期救出を訴えてきた市内の両家族と横田めぐみさんの家族が、初めて柏崎市民に20年の思いなどを直接語り、協力を求める。また、「北朝鮮に拉致された日本人を救出する会」会長で、現代コリア研究所の佐藤勝巳所長が講演を行う。元工作員の安氏は1日に新潟市で講演し、2日は柏崎で両家族と失跡現場を検証した後、市民会館で講演する。問い合わせは市内若葉町、柏崎情報開発学院(22-6767)内、再会をめざす会の小山会長へ。
(1998/ 7/25)
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