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110番 昨年の柏崎は1日6.3件

 事件事故 強い味方の 110番──をキャッチフレーズに、1月10日は「110番の日」。県警本部のまとめによると、昨年1年間の110番受理件数は7万5,842件で、前年と比べて1,899件(2.6%)多かった。1日平均は208件。このうち柏崎署管内は2,270件、前年より40件(1.7%)減少した。1日平均は6.3件。

 柏崎署管内の内訳は、交通事故関係が896件で前年比32件(3.4%)減、刑法犯関係は83件で5件(5.7%)減った。刑法犯関係のうち58件が窃盗事件で、7件(10.7%)の減少だ。この他では、けんか・口論などが66件で11件(20.0%)の増加。酔っぱらいや迷い老人などの保護・救護が40件で、22件(35.5%)減。災害関係の通報は10件で、4件(66.7%)増加した。これら緊急性の高いものの通報は合わせて1,095件となり、全体の48.2%。

 110番通報には事件・事故以外のものも多数含まれており、全体の半数以上を占めている。このうち各種の問い合わせ・照会が632件、間違いなどの誤報が229件、要望・苦情・相談が103件あった。特に誤報は前年より46件(25.1%)も多かった。

 柏崎署管内の受理件数の減少は、交通事故の発生が少なかったことも要因だが、同署では「事件・事故は一般電話による通報が増える傾向にあり、逆に苦情や相談での110番が多くなっている」と話し、「緊急連絡用としての正しい110番の利用を」と呼びかけている。相談や要望は同署の一般電話(21-0110)かプッシュ電話の「#9110」を利用してほしいという。

 110番通報は佐渡と粟島を除く県内どこからでも県警本部通信指令室につながり、ここから各警察署に指令され、警察官が対応する。このシステムにより広域での迅速な配備が可能となっている。

(1999/ 1/ 9)

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