海外青年協力隊として派遣される小林虹矢さん(右)と中西千里さん(左)。桜井市長から激励を受けた=22日午前、市役所市長応接室 (2024/11/22)
昭和天皇の食事を再現した「秋幸苑の夕べ」。参加者は見頃の紅葉とともに味わった。中央奥が第15代当主の飯塚さん=17日、市内新道の飯塚邸 (2024/11/21)
「全市一斉地場産給食デー」で鯛めしを味わう新道小の子どもたち=19日、同校 (2024/11/20)
>>過去記事一覧
国道8号柏崎バイパスの起工式(建設省長岡国道工事事務所主催)と同バイパスの早期開通を目指す総決起大会(同事業促進協議会主催)が12日午前、市内茨目のパイパス高架橋建設地と産文会館で相次いで行われ、事業の進展、早期開通に向けてそれぞれの決意を示した。
同バイパスは、現道が市街地化と慢性的な渋滞により、基幹国道としての機能を低下させている現状を打開するため、市内長崎から鯨波までの現道と北陸自動車道との中間に延長11キロ、幅員28メートルの4車線道路を整備しようというもの。平成元年に計画が発表されて以来、国道252号、353号間を優先的に測量や用地の交渉などを進めてきた。252号との乗り入れやJR線をまたぐ高架橋など、今年度から具体的に目に見える形で工事が本格的に進められることから、起工式を行った。
式には建設省北陸地方建設局の白波瀬正道局長をはじめ、事業の関係機関、関係町内会の代表ら約百人が参加。式辞で長岡国道工事事務所の寺本邦一所長は、バイパスが計画された経過や関係者の協力に感謝の気持ちを伝え、事業の伸展への決意を披露。また促進協議会長でもある西川市長も祝辞で、本格工事に至った喜びを語り、「さらに西に向け、東に向けて1日も早い実現を」と早期開通に向けた運動の盛り上げを強調した。
続いて知事代理の磯部春昭副知事や市長らが力強くくわ入れを行い、工事の安全と早期完工を願った。
起工式に続いて産文会館会館で市内の関係機関・団体・町内など約四百人が参加して総決起大会が行われた。市長や来賓のあいさつの後、新潟工科大学工学部建築学科学生の板谷奈々子さんが、OHPで昭和30年・40年代の現国道8号の写真や、国道周辺の土地利用状況の地図を示しながら、国道が柏崎の発展と住民生活に深くかかわってきた歴史、さらに将来に向けての重要性を意見発表という形で披露し、参加者の大きな拍手を受けた。最後に、道路財源の確保、早期開通、住民の声を反映させた道路整備など4点を柱にした大会決議を満場一致で採択した。
(1999/ 8/12)
※柏崎日報社掲載の記事・写真は一切の無断転載を禁じます。
すべての著作権は柏崎日報社および情報提供者に帰属します。新聞記事・写真など、柏崎日報社の著作物を転載、利用するには、原則として当社の許諾を事前に得ていただくことが必要です。掲載についてのお問い合わせは、お電話 0257-22-3121 までご連絡ください。