海外青年協力隊として派遣される小林虹矢さん(右)と中西千里さん(左)。桜井市長から激励を受けた=22日午前、市役所市長応接室 (2024/11/22)
昭和天皇の食事を再現した「秋幸苑の夕べ」。参加者は見頃の紅葉とともに味わった。中央奥が第15代当主の飯塚さん=17日、市内新道の飯塚邸 (2024/11/21)
「全市一斉地場産給食デー」で鯛めしを味わう新道小の子どもたち=19日、同校 (2024/11/20)
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民間信用調査機関の帝国データバンクによると、昨年(平成10年12月26日―11年12月25日)の柏崎市刈羽郡の企業整理倒産(負債額1千万円以上)は15件、負債総額は47億1200万円で、件数は前年より5件減ったものの、負債額 は4億5000万円増え、昭和60年以降の集計では最多となった。
負債額が増えた原因としては、鉄骨加工の藤友工業の約19億円(5月)、スーパーマーケットのにしまきの約8億円(8月)など、負債10億円以上の大型倒産、1億円以上の大口倒産があったことによる。
業種別では建設業が5件で9億4700万円(構成比20%)、製造業は藤友工業など6件で27億1500万円(同58%)、小売業は4件で10億5000万円(同22%)。資本金別では1千万円以上の企業が8件、個人営業または300万円以下の事業 所が7件だった。
販売不振、業界不振などの不況型倒産は10件、42億4700万円で、件数全体の3分の2、負債総額全体の9割を占めた。長引く不況による消費低迷、競合の激化などを裏づける形となった。月別推移では上半期の6件に対し、下半期は9件に増えた。
帝国データバンクでは、今年は2000年のミレニアム商戦などで消費回復の期待が高まる一方、産業界の変革がさらに進むことから、企業を取り巻く環境は厳しさを増すものと見ている。
(2000/ 1/ 7)
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